黒子のバスケ 長編原作
□第2Q 月曜朝8:40分の屋上ね!
2ページ/3ページ
そして月曜日…
in屋上
「フッフッフ」
風がヒューと吹き、リコちゃんは仁王立ち
「待っていたぞ!」
「…アホなのか?」
『火神よりは絶対天才だよ』
うるせー!っとツッコム火神
「決闘?」
まだあまり話についてきていない他の1年生も呆然
「つーか忘れてたけど…月曜って」
『あ、思い出した』
「あと5分で朝礼じゃねーか!」
運動場には全校生徒が集まっている
「とっとと受け取れよ」
呆れたように片手に持っている紙をピラピラと揺らす
「その前に一つ言っとくことがあるわ。去年主将(キャプテン)にカントクを頼まれた時約束したの」
『あぁ、あのメガネの人か』
「全国目指して勝ちでバスケをやること!もし覚悟がなければ同好会もあるからそっちへどうぞ!!」
バッと左腕を広げて言い放った
「…は?そんなん…」
『すごい気合いだね』
「そうですね」
「どんだけ練習を真面目にやっても”いつか”だの”できれば”どのじゃいつまでも弱小だからね。具体的かつ高い目標とそれを必ず達成しようとする意志がほしいの」
それもそうだよね、口先だけじゃうまくなんてならない。
「んで今!ここから!!学年とクラス!名前!今年の目標を宣言してもらいます!」
リコちゃんが指をさしたのは全校生徒がいる運動場。リコちゃん含めて、今いる二年生も去年やったらしい…。
さ ら に 。
できなかったときはここから今度は全裸で好きなコに告ってもらう・・・という、なんとも残酷なルール
え"え゛ー!!?と、当たり前のブーイング。
「…は?」
私の予想道理1番手は火神だった
「ヨユーじゃねーか、テストにもなんねー」
そういいながらタンッと屋上のフェンスの上に立った
『火神―!!!誤って足滑らせたら危ないよ!!!股間の危機だから―――!!!!』
「うをぉっ!!?」
その梨奈の言葉でふら付く火神
「バカか!!!んなへましねーよ!!!」
「梨奈さん注意するところ違います。火神君も応答がなにか引っかかります…」
火神は羞恥心がなく、そのまま叫んだ
「1−B 5番! 火神大我!!
“キセキの世代”を倒して日本一になる!」
その声で全校生徒がざわつく
「うっわやっぱ今年もやった」と、全校生徒の中に居た日向は苦笑
そして次の番
「次はー?早くしないと先生来ちゃうよ」
「すみません。ボク声を張るの苦手なんで拡声器使ってもいいですか?」
「煤cいいケド」
突然リコの横に現れた
『じゃぁ、その次は私ね』
テツヤが声を出そうと息を吸った瞬間
「コラー!!またかバスケ部!!」
「あら今年は早い!?」
去年もおこられたの?!コレって許可でてやってるのかと思ってた…
そんなこんなでバスケ部は正座させられ説教された。