黒子のバスケ 長編原作
□第5Q 伊達じゃないですよ
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海常高校vs誠凛高校の試合開始
そして直ぐに…
「お?」
テツヤからパスをもらいダンクをして着地した火神の手に握られていたものは壊れたリング
「おおおぇぇ〜!?」
「ゴールぶっこわしやがったぁ!!?」
「あっぶね、ボルト一本サビてるよ…」
「それでもフツーねぇよ!!」
リングが壊れたことにより、海常の監督は顔を真っ青にしながら口を開け唖然とする、誠凛側でも皆驚き。
梨奈は驚かず
・・・・
『やればできるじゃん!!海常では壊した事無いんだよね〜!こんなに各が違うんだもん』
・
嫌みたっぷりに大きな声で言ってやった
「梨奈さん、リング壊して火神君褒めるのもどうかと思いますよ…」
と軽く突っ込む
「どーする黒子、コレ」
「そうですね・・・まずは謝ってそれから…」
「「すみません。ゴール壊れてしまったんで、全面側のコート使わせてもらえませんか」」
この試合は凄い事になりそうだ
そしてベンチを移動…
「確かにありゃギャフンっスわ。監督のあんな顔初めて見たし」
「ナメた態度ばっかとってっからだつっとけ!」
「火神君…」
『…笑』
少しくらい二人…1人は笑っているが、火神は「何だよ」と聞く
「ゴールって…いくらするんですかね?」
『それ思った、たぶん10万はいくよね』
「狽ヲ!?あれって弁償!?」
火神はその額を聞いて驚く、そして梨奈は黄瀬に近づいて…
「なんスか?」
『弁償ありがとー』
「狽ヘあ!?なんでオレ!?」
『黄瀬はそのポジションじゃん!中学校の時もそんな感じだったし』
「…なんでっスか!!?」
冗談交じりで言った梨奈だが半分は払ってくれそうな感じになった
「藍沢…いいのか?」
『梨奈でいいよ。
いいのいいの、ちょっといじめただけだから。でも中学校でもそんな感じだったし、火神みたいに壊す人いたんだよ』
火神はいじられる黄瀬に同情をした
ピーッ
「それでは試合再開します」
そして再度試合が始まった。
予想以上の体力の消費と追いつかない点、最初は海常の流れで押されていた誠凛は一回TOをとった。
黒子のミスディレクションは、40分フルには発動できない、その事を初めて知った誠凛メンバー、それにプラスで、黄瀬が厄介でどうすれば止められるのか真剣に考えていたリコちゃん…テツヤは急に黄瀬の弱点を知っていると言いだし「最初っから言え!!」と、しごかれてTOが終わった。