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□俺達の関係。【R-18】
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――そうくるかよ…


ゆっくりと姫をベットに押し倒し姫の上に跨る
すると姫は顔を横に背ける



――俺には興味もないってことか


自分を捉えない視線と
ずっと取りたかった手をギュッと握るも返ってこない感覚
そんな反応に少し笑いそうになる


俺は何を期待をしていたのか
よく考えたらこれは正しい反応だろう
俺と姫が直接会ったのは数えられる程度
しかもそれは二人っきりでもない
それに会話をしたのは1回だ
後は俺が宮殿、式典、テレビで見かけただけ
そんな面識の対してない奴に何を好意を持って抱かれる奴がいる?


それに姫からしたらこれは国に関わる重大な仕事だ
そんな重大な仕事に恋愛感情なんて関係ないよな
俺達に持つ訳がない
仕事なんだからな



「っ…」
待っても返ってこない手の感覚に俺は手の力を緩める
そして縋りつくように姫の首筋にキスをする
何度も貪るようにキスをする
唇ではなく首筋に
それと同時に手を姫の胸へと伸ばす
そしてその胸の膨らみを服の上からゆっくりと揉み始める


姫の胸の膨らみは服の上からでも柔らかかった
それは虚しい気持ちの中でも興奮を掻き立てるものであって
服の上からでは物足りず姫の服を脱がしていく
姫は抵抗することもなく俺の行動に身体を促す
そして服を全て脱がし終えると息を飲んだ


色白くて綺麗な肌
思っていたよりも大きな胸のお膨らみ
緩やかなカーブを描く腰つき
適度な脂肪の付いた太もも
自分が恋する相手のそんな姿を目の前で見ると俺の中のスイッチが入った


柔らかい胸を欲望のまま揉み何度もキスを落としていく
しかしそれでは飽きたらず薄いピンク色をした突起を弄りだす
指で遊ぶ様に刺激したりその先端を口に含んで舐めたり吸ったりして舌で刺激する
すると段々とその先端は主張し始め硬くなっていく
しかし姫からは声も聞こえてこず反応がない
そんな姫に興奮も少し収まり冷静になってきた



――なんだかされるがままって感じだな
まあいいけど
…てか全然喘がないよな
感じにくいか?
でも乳首勃ってきてるし



全く反応のない姫に不安になってきた
自分が下手なのかとも思えてきてそれを確かめるように
手を姫の胸から下へと移動させる
そして割れ目に指を這わせる


「っ」
すると今まで反応がなかった姫の身体が少しだがピクリと動いた
それと同時に割れ目に這わせた指にヌルっとした感触が纏った



――ちゃんと濡れてるな
てか今反応したよな?


それを確認するべく指をゆっくりと動かしていく
姫の割れ目は潤っていて指を動かす度にクチュクチュと音を立てる
そして姫の口からも息が漏れ始めた



「んっ…っ…」



――すげえ濡れてる
反応は薄いけど感じやすいのか?
てか声も出てきたな
ん?もしかして声我慢してんのか?



まだ顔を背けている姫をよく観察してみると
目と唇をギュッと閉じていた
それと同時に両手ともシーツを握りしめ耐えているようだった



「姫、声を我慢しなくてもよろしいですよ」


「我慢なんかっ…してませんっ…」


「しかし…」
息絶え絶えに答える姫にどうして良いものか少し困る
すると姫はもう一度口を動かした



「それよりっ…早くっ…入れてっ…んっ…くださいっ」


「えっもうですか!?」
大して前戯を行っていないのにも関わらずそんな発言をされて驚く



「いいからっ…早くしてくださいっ」


「っ!!」
その言葉は俺の腕を両手でギュッと握りながら放たれた
でもそんな事で俺は驚いたのではない
背かれていた顔が前を向き初めて俺を捉えた姫の瞳が
今にでも溢れてしまいそうなほど涙で潤んでいたからだ



――…バカだな俺は
ずっと自分の事しか考えてなかったな



少し考えてみれば分かる事だった
姫は好きでもない奴に抱かれるんだ
拒否権もなく抱かれて孕まされるんだ
そんな事を良く思うわけがない
仕事だろうと国のためだろうと進んでやれることじゃない
姫はこんな事本当は嫌なんだろう
早く終わらせたくてたまらないんだろう
それだと今までの姫の行動の意味が分かる



「…力抜いて下さい」
姫の両足を折り曲げると
濡れ始めていた姫のそこに自分の膨れ上がったモノをあてがう
そしてゆっくりと姫の中に押し込んでいく



「キツっ…」
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