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□第四章 新しい世界
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近藤「ナナ君準備が整ったぞ!!」
近藤はとても嬉しそうな笑顔でナナにその言葉を向ける
朝食後話があるとして皆をその場に留まらせていた


ナナ「準備ですか?」


土方「お前を外へと連れて行く」


平助「おおマジでか!!やったなナナ!!」


ナナ「本当にいいのでしょうか?」


近藤「ああいいとも!!
だがしかし…そのなんだ…好き勝手できるわけじゃないんだがな」
申し訳なさそうに口ごもる近藤


土方「当たり前だ
お前が外に出る時は巡回の時だ
その時は今と同様に幹部の誰かと行動することだ
それ以外の外出は許可しない」


近藤「すまないなナナ君
その変わりとはなんだが屯所内での君の監視を外す
屯所内なら好きにしていい!!」


新八「へぇすごいじゃねえか!!」


平助「さすが近藤さん太っ腹だぜ!!」


総司「でも平隊士にはなんて説明するんですか
全部話すわけじゃないんでしょ?」


土方「当たり前だ
こいつは近藤さんの親戚で社会勉強として暫くの間ここに居るってことにする
だからと言って本当の事がバレるかもしれん
あまり平の隊士とは関わるなよ」
皆に対して説明した後
最後にナナをギロっと睨んだ


ナナ「はい…」
動揺しながら返事をする


近藤「…これか君が行ける場所は極僅かでしかない
しかしあの部屋より何倍も広い世界だ
外の世界をよく見て来るといい」


ナナ「はいありがとうございます!!」
沸き上がってくる熱いものをグッと堪え深々区頭を下げお礼を言った
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