*main4-1

□RIN end
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《話があるから会いたいです
予定いつ空いてる?》


《今夜》


凛からの告白を受けて数日後翼がメールをした
そしたらとても短い返事が帰ってきた
時間は9時との事
無理しなくてもいいと翼は返事をしたが
凛は今日じゃないと嫌だと言う
その時を待ち望んでいた凛
だから今直ぐにでも行きたいのだ



「やっほー凛」


「おお」
彼女が着くと凛は既に来ており公園にある噴水の縁に腰掛けていた
そして彼女も凛の横へと腰掛ける



「「 … 」」
どらも口を開こうとしない
ただ噴水の音だけが辺りに響くだけ



「何か喋ってよ」
沈黙に耐えられなくなって翼が先に口を開いた



「話があんのはお前だろ
俺はそれを聞きに来たんだ
早く話せよ」


「うー分かってるけどさ
心の準備が…」


「時間はあったろこの数日何してたんだよ」


「…ずっと凛の事考えてた
毎日朝から晩まで考えて考えて頭の中凛でいっぱいだった」


「そうか…」
翼の言葉に顔が赤くなる凛
それを見てクスっと笑う彼女



「あのね凛!!
私一度でいいから言ってみたい事があるんだよ」


「はあ?いきなり何言ってんだよ」
急に立ち上がり凛の前でそう言う翼
それが凛の待っている話とは関連性が掴めなくて疑問の顔になる



「それを凛に聞いてほしいんですよ」
ニコッと笑い1回深呼吸する
そして翼の口は動く



「好きです付き合って下さい」



凛はその言葉と翼の照れた笑顔に意識を捕らわれる



「…なに告白してんだよ
告白したのは俺だろ普通返事するんじゃねえのかよ
なんで告白し返してんだよ」


「さっきも言ったでしょ一度言ってみたかったって
それで凛の返事は?」


「…仕方がねえから付き合ってやるよ」


「ありがとう」
嬉しそうに愛しそうに笑う凛を見て翼もより笑顔になる
そしてもう一度彼への気持ちを口にする



「好きだよ凛」
それは凛がずっと待ち望んでいた言葉
一番聞きたかった言葉
その言葉は凛の体にじっくりじっくり染み渡っていく
そして凛は翼に手を伸ばし彼女を引き寄せキスをする



「っ!?」
いきなり過ぎる凛の行動に一瞬で頭の中がパニックになる
そしてまだ離れない唇から凛から離れる



「なっなっ何すんの!!」
顔をこれでもかと言うくらい真っ赤にして叫ぶ翼



「別にいいだろ付き合ってんだから」


「今付き合う事になったばっかりじゃん!!
どれだけ速いのよ!!
私初めてなんだからもっとするまで時間かけるとかないわけ!?」


「今の今まで我慢させたれたんだいいだろこれぐらい
寧ろ今すぐ押し倒してえんだよ」


「押し倒すぅ!?」
凛の言葉に更に赤くなる翼
それを見て反応を楽しむように笑う凛
そして凛はもう一度翼に手を伸ばしを引き寄せる
今度は自分の胸の中へ



「まあ押し倒すのは今は我慢してやるよ」


「当たり前ですっ!!」


「でもいつか絶対に押し倒すからな」


「うぅぅ…」
恥ずかしさのあまり凛の胸に顔をうずくめ顔を隠す
でも真っ赤な耳が丸見え
それを見て面白くなり凛はその真っ赤な耳に口を近づける



「覚悟しとけよ」


「ンッッ」
耳元で囁くと翼の体がビクッと跳ねた



「感じてんじゃねえよ」


「かっ感じてなんかない!!」
翼の反応にクククッと笑いが漏れる



「おい翼」


「…何よ」
ちょっと怒った感じの声が帰ってくる



「好きだ」


「 … 」
返事の代わりに抱きついてくる力が強くなる
それを感じると凛の抱きしめる力と強くする
そして凛はもう一度伝える


「好きだ
今までもこれからも
ずっと好きだ」











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