中2の夏

私はあなたに恋をしました.



初めての恋でした.




白くて細くて長身で
面白くて優しい人気者のあなた.



どうしてそんなあなたを好きになっちゃったんだろう.




「外見で好きになった」
「一目惚れやろ」


そう言われる度傷ついた.



本当の私は
人を外見で好きになるとかそんなこと大嫌いで.


だからそう言われた時は本当に嫌でした.




でもきっと…


あなたもそう思ってるんだと思います.
話したことがあまりなかったから.




私は短い時間の中で
あなたを好きになりました.




それまでは
「カッコイイな」なんて
思ったことなかった.




格好良さに気付いたのは
好きになってからでした.




好きになってからのあなたは
とってもキラキラしてて.


そんなあなたに
さらに惹かれました.



でも、
私の知ってるあなたは
ニセモノなのかもしれない.
想像かもしれない.




本当のあなたを知りたくて.




あなたの中にいる私は
きっとニセモノの私です.



敬語で話す私
長文メールを送る私
素っ気ない態度を取る私



あなたを前にすると
どうしても失敗しちゃって.




嫌われたくない
好きになってほしい



そんな思いが芽生えちゃって
逆に上手くいかなくて.




そんな不器用な私だから
私とあなたとの間に難しい距離ができたのかもしれない.




何度願ったかな

「あの時に戻りたい」って.




私だって普通に話したかった.

本当の自分を知ってほしかった.




もう無理ですか?

もう手遅れですか?



壁ができてから
あなたに話しかける勇気さえ
私は出せないでいます.



いつかあなたと
普通に話がしたいです.





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