恋文
□先生と生徒
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今日は2月14日バレンタインデー。
私立 碧原高校、この学校には芸能人の学生が多数いる。
この学校に勤める一人の教師がいる。
顔にはいつもサングラス、
そんな高橋 涼25歳、高校教師のコンプレックスは顔にあり。
何故ならば、整いすぎた綺麗な顔立ち、純白の白い肌に女子たちは心を奪われる。
顔だけではない。
涼はとてつもないほどの美声なのだ。
そのため、たまに男子でも涼があまりに綺麗で美しいため、心を奪われることがある。
だが、そのあとが問題なのだ。
大抵の女子生徒には彼氏がいる。
その男子生徒たちは彼女を涼に奪われたと思い、涼にたいして暴力をはたら
いてくるのだ。
だから涼は、自分の顔をできるだけサングラスで隠そうとしている。
そのうえ今日はバレンタインデー。
そのせいで、余計に涼の周りは騒がしくなる。
朝から群れ上がってくる女子生徒達にはもう嫌気がさしていた。
「あ、あのっ…これ…受け取ってください!!」
周りに群がる女子生徒達の中の一人が顔を赤らめ、恥ずかしさのあまりであろう、今にも泣き出しそうな顔で涼の顔を真剣にみている。
「君には悪いですが受け取れません…」
その女子生徒は泣き出してしまった。
涼は悪いことをしたと思いつつも彼女達にいいはなった。
「君だけではなく、全員受け取れない!!全員!!」
真剣な目で女子生徒達全員に大きな声でいった。
女子生徒達の中の数名が泣き崩れた。
そして周りを囲んでいた女子生徒達がいなくなったのを確認すると涼は公務室に入ろうとした。
そのとき、一人の男が声をかけてきた。