Der SuehIussel des Mondes

□新たな出会い
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「あぁ、玲、今日はもう一度あの湖に行ってきてくれる?」



「え・・・何で?」



今まであの湖に、一日の内に二度も行ったことなどなかった為、怪訝そうな顔をする彼女。



シスターは含んだ笑みを浮かべた。




「ウフフ・・・神のお告げ、かしら?」




こういう彼女はきっと、なにも言わないで、彼女がいいだろうという頃合いで、私に話すのだろう・・・



「・・・分かった」


「あぁ、あと、今日は“アノ”やり方でね」



Why・・・?



湖に入るやり方には、二通りある。



今朝のやり方と、深くまで潜り、水中で“水神の舞”という舞を舞う方法。




そんなやり方、何年ぶりだろうか…


「・・・分かった」


疑問を心に仕舞い、修道院を出た。







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