薔薇には茨
□その女、落下
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突然、埃と薬品の匂いが鼻を突き、ローズは目を開けた。
―――――――――棺?!
「○※#&ΣОдО?!
うそぉ、My,the dying thing??
ちょ、ま、落下速度早すg」
ドカ―――ン!!
バキィィィィ!!
全身にとんでもない衝撃を受けたはずのローズは、なんと笑みを浮かべていた。
断じて、頭を打って狂ったとかではない。
それは・・・彼女が確かに見たからだ
落下予想地点から少し離れたところにあるカウンターに、自分と全く同じ容姿をした、『彼』が座っているのを。
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