chain princess
□藤宮 蛍宅
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生徒会が俺にかかわってきた、その日から、1週間と2日がたとうとしている日。
姉貴が、帰ってきた。
藤宮 美唄(みう) 大阪の大学に通う
2年生で一人暮らしをしている
姉貴が帰ってくるのは、お盆と正月、俺の誕生日の1週間前〜誕生日まで。
その姉貴が、何にも無い10月のはじめに帰ってきた。
冷めたたこ焼きとお好み焼きを持って。
「蛍!ただいま〜」
「・・・姉貴・・・なんで帰ってきたんだ?今月はなんにもないだろ?」
そういうと眼を潤わせ、
「つ・・・冷たいな蛍は・・・(泣 ただの里帰りだよ・・・」
と、いいのけた。そんな姉貴に俺は尋ねる。
「忙しいのに何してんだよ。明日月曜だろ?大学は?」
「・・・友達が・・・友達の弟がこっちで不良となったらしくって。蛍は大丈夫かなって・・・」
俺はため息を付く。
「メールしてくれればいいのに」
「実際見ないとわからないじゃないの・・・」
こういうことをいうのは悪いのだが、姉貴はそこまで成績がよろしくないのだ。
「蛍!!そんな恥ずかしいこと、読者さんにばらさなくていいから!!」
「読者って誰?!小説じゃぁある
まいし!!」
※小説です。