main・・・Smash Brothers

□壱戦目
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「ぽよーい、ぽよーい、ぽよよーい!」ヒュンヒュンヒュン



マリオ「わっ、わっ、わわっ!」



攻撃するピンクボール、かわすマリオ。


話は平行線を辿っている。


ルイージ「ど、どうしよう このままじゃ……………ぅん?」



直後、ルイージはあることに気づいた。


自分の後ろにいつの間にか自分よりも大きい『何か』が立っていることに。



ルイージ「ひゃぁ!! だだだだだだだ、誰、君!?」


「…」



『何か』は人のような形をしていた。


ような、というと変だが、本当に、ような、なのだ。


それは所謂『ロボット』だった。



ロボット「……あなたは」


ルイージ「へ!?(しゃ、喋った…)」


ロボット「あの赤帽子のヒゲの仲間?」


ルイージ「な、仲間っていうか……あの人は僕の兄さんだよ」


ロボット「………そう ならば」


ロボット「あなたは敵ね」ガチャッ


ルイージ「えぇっ!?」



突然の敵対宣言に驚くルイージ。


そのロボットの右腕には穴が空いており、大砲の大筒の形に似ていた。



ルイージ「な、何で!?」


ロボット「あなたの兄さんがカービィを襲っているからよ」



ルイージ「か、カービィ? あのピンク色の生き物のこと?」


ロボット「そうよ」


ルイージ(襲われてるのは兄さんの方なんだけどな……)


ルイージ「じゃ、じゃあ、兄さんとカービィを止めたら………」


ロボット「…戦う理由はなくなるわね」


ルイージ「…止めてくるよ」


ロボット「…まぁ、無駄な戦いは私も避けたいわ」


ルイージ「うん ありがとう」タタッ





















マリオ「ち、ちくしょう……… そろそろ疲れてきたぞ」


カービィ「ぽよ〜」ザッ


マリオ「こ、コイツまだやる気かよ…」


ルイージ「兄さん!」


マリオ「る、ルイージ!?」


ルイージ「か、……カービィ!」


カービィ「ぽよぉ? なんでボクの名前知ってるの?」


マリオ「こ、コイツ喋れたのか!」


カービィ「しゃべられるよ」


マリオ「なんだよ 何でこんな苦労したんだ俺……」


カービィ「ねー、もっと遊んでよー」


マリオ「Σ遊ぶか!! ……ん? 遊ぶ?」


マリオ「…お前、さっきまで俺と何してた?」


カービィ「遊んでた!」



ルイージ「……戦いが、遊び……?」


マリオ「戦闘狂かコイツは…」


ロボット「カービィ」


マリオ「っ! なんだコイツ!」


ルイージ「あ、さっきの…」


カービィ「あ、サムスだぁ!」


マリルイ「「サムス?」」


サムス「久しぶりねカービィ」


カービィ「えへへー、ひさしぶり!」バッ


カービィはサムスの頭の上に乗る。


どうやらお気に入りの場所のようだ。



サムス「カービィはなぜここに?」


カービィ「んー、………わかんない!」


マリオ「なんだお前もか」


カービィ「ヒゲやヒゲヒゲも?」


マリオ「誰がヒゲだ!! 俺はマリオだ!」


ルイージ「(じゃあヒゲヒゲは僕か…)僕はルイージ 宜しくね、カービィ」


カービィ「うん、よろしくぅ!」


サムス「…どうやら全員わからないようね」


マリオ「…なら、やることは一つだろ」


ルイージ「」チラッ


屋敷「」ズーン


ルイージ「…」



カービィ「探検だー!!」


マリオ「おっしゃぁー!」

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