main・・・ORIGINAL of DQ&FF
□道化師は笑う 第二章
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シュダ「で、後は何すんだ?」
校長「そ、その前にだねシュダ君・・・。君は校長先生になにか言うことないの?半殺ししちゃってごめんなさい、とか」
シュダ「知るか」
アルト「校長先生ごめんなさい」
レイチェル「死ね」
校長「Σ一人正しいけど他二人酷い!てかレイチェルちゃんなんで儂の扱いこんな酷いの!?」
レイチェル「私に仇なす者は皆死ね」
校長「酷い・・・」
「早く説明してくれ。この後どうすんだ?」
校長をせかすシュダ。どうやらよっぽど戦いたいらしい。
シュダ「もー眠いんだよ。まじで寝ちまう・・・」
・・・違ったようだ。相変わらず思考回路がわからん奴だな。
シュダ「お前に言われたかないけどな」
・・・どうやら私の心の呟きは全部声に出てたらしい。
校長「ふむ・・・。じゃ説明しとくかの」
校長「正直授業の希望を16人とも聞くなぞ無理な話・・・。そこで数を絞ることにした」
リスティ「!?」
ライツ「マジか!」
皆が驚く中、声が上がる。
ラナム「質問です、校長先生」
校長「何かの?」
ラナム「何故、その説明をレースを始める前に説明しなかったのですか?」
校長「・・・」
ラナムの的確な質問に黙る校長。
ラナム「それにですね・・・ 「えーとじゃな、絞る人数のことじゃがの、」 ・・・校長先生?」
ラナムの質問を強引に押し切る校長。見ていて見苦しい・・・。というかなぜその理由を隠す必要がある?
校長「めんどくさいから人数は二人まで、つまり1ペアのみじゃ」
ライツ「Σめんどくさいからってなんだよ!?」
アルト「まぁでも、その方が好きな先生の授業取りやすいね」
校長「というわけで第一戦目を始める。呼ばれたペアからステージに上がれ」
ラナム「・・・皆の前で闘うのですか?」
校長「当然じゃ」
レイチェル「めんどくさいな」
シュダ「ダルい」
校長「・・・・・・・・・では呼ぶぞ」
・・・・・・ドロロロロロロロロロロロロロロロロロロ
レイチェル「要るのかこの効果音」
シュダ「空気ぐらい読んでやれ」
ジャン!
校長「第一戦目はライツ・アルト組対、シュダ・レイチェル組じゃ!」
ライツ「やったぜ!」
アルト「Σなんで!?」
シュダ「いきなりかよ」
レイチェル「・・・・・・」
校長「ルールを説明する。闘うのは一組につき一人のone ON oneじゃ」
ライツ「なんだワンオンワンって」
アルト「サシで戦うことよ」
校長「戦うのはペアのどちらでもよい。というわけで今すぐ決めい」
シュダ「行ってこい」
レイチェル「チッ」
舌打ちをするレイチェル。何故彼女はこんなものに出ているのか・・・?面倒くさそうなのに。
ライツ「俺!」
アルト「はいはい」
対するライツは気合い充分だ。これは人間の戦いとはいえ見物だな。 ・・・・・
校長「それでは後は審判に任せる。頼んだぞキランダ」
キランダ「はい、校長。というわけで一回戦第一試合を始める。両者前へ!」
むさいおっさんの声と共に、死神風のフライトゥン生とライツが前へ出る。
キランダ「どちらかがギブアップするか、こちら側で、もう闘えないと判断したら試合終了だ。両者異存は!?」
ライツ「ねぇな」
レイチェル「フン」
キランダ「では、始め!」
ライツ「ウォォォォ!」
ライツが雄叫びと共にレイチェルの方へと走り出す。
ライツ「女だからって手加減はしねぇぜ!」
レイチェル「当たり前のことだ。女など戦う場ではなにも関係がない。強いか弱いか。───それだけだ」
レイチェルは手を上に突きだし、呪文を唱える。
レイチェル「ロト式魔法バギ」
アルト「!!ライツ!危ない!」
ライツ「!」
アルトの警告を聞き、身構えるライツ。
ライツ「あれ・・・?」
しかしいつまでたっても風の刃は襲ってこない。
「どうなってんだ?」
「不発か?」
「なんでこんな奴がレースを勝ち抜いてんだ?」
ウラル「これは・・・」
リスティ(気づかなければライツの敗けだな・・・)
ライツ「・・・何だってんだ。来ないならこっちから行くぜ!」
ライツがもう一度走り出し、レイチェルへと殴りかかる。
ライツ「ブリザーラッシュ!」
あわやライツの氷を纏った拳がレイチェルに当たると一同が思ったその時。
ブシュウウウウ!
ライツが血飛沫を上げて倒れた。
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