短編(主に沖神)
□遅すぎた眠り姫
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神「……は?」
沖「だからやめたって言ったんでィ ケンカはこれでおしまい」
神「な、何言ってるアルカ!勝負はまだまだこれからヨ! それともようやくこの神楽様には勝てないってことがわかったアルカ?」
若干、いやかなりバカにした感じで言ってやった
こうすればあいつは怒ってまたケンカができると思ったから
沖「んなわけねぇだろ」
あぁよかった ケンカ続行だ
そう思って再び戦闘態勢をとる
でも
あいつは刀を鞘に納めたんだ
神「…え」
沖「言ったろィやめだって」
戦闘態勢のまま茫然とするわたしのそばに立って
神「!!!!!!」
あいつはそっと壊れ物を扱うかのようにそっと私の頬に触れた
触るナ と言おうと顔を上げると
今までに見たことがないほど優しく穏やかに微笑むあいつがいた
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