長編

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わーわー!ええー?!という声が飛び交う中、ひとりだけ変わらない人物がいた






3「…………なんだこれ」




そう、自由である


全く変化もないが、何も知らない自由。


みんなの変化に首を傾げていた





そこに…




金「あれ、自由や!なんも変わってないなー!」



3「…そういう金ちゃんは胸があるね、どうしたの?」




金太郎の小柄な体格には似合わない胸があった




金「いきなりぴかーって光ったと思ったらいきなり生えてたんや!」


3「……そうなの、教えてくれてありがとう」


金「ええでー!」


?「自由ーー!!!」


金ちゃんと話していた自由のところに小柄な男の子が飛んできた



3「……………宙」



それは宙だった



宙「そうですわ!宙です!見た目が変わっても気付いてくれて嬉しいですわ!」



その姿でお嬢様口調だとかなりの違和感がある…




金「なんや、宙も変わったんか!」


宙「あら、金太郎さんに胸がありますわね!何故でしょうか?」




その宙の言葉に自由が、




3「……僕、調べてくるよ」



あのめんどくさがりの自由が自分から調べてくると言い出した


もう一度言う、あの自由がである


宙「え、自由が自分から探すのですか…?!」


3「……うん、色んな人に聞いてくるよ」



その言葉に宙が



宙「私も一緒に行きますわ!」



金「わいも行きたい!!」


だが、自由は…




3「駄目」


宙「何故ですの?!」


3「…もし、怪我とかしたら顔見せ出来ないし」


金「誰にや?」


だが、自由は答えず、じゃあ、と言って去っていった






金「なんや、自由教えてくれてもええやんかー!なあ、宙…?」





宙「………………かっこいいですわ…」


しばらく宙はそこから動かなかったとのこと



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