他校

□ふわり-続-
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Takahashi SIDE..






やばい、どうしよ俺…



この調子じゃ、
心臓持たねぇ…





今、まりんはシャワーを浴びてる…





そんなことだけなのに
内心かなりテンパってる俺がいる。




バスケでも
こんなに緊張するような感覚、
初めての試合以来だ…














どうする…

上がってきたらどうする…



まずは…



























何てことを考えてるんだ俺はー!






















いや、俺だって男だ。




ここはビシッと…
























待てよ…。































まりんって…初めてか?
それとも経験済みか…?


























初めては痛いっていうし、
やっぱりソフトに。






















でも、経験済みだったら
俺としてはかなり落ち込むぜ?




















聞くべきか…?





















でも女って
そういうの聞かれるの
嫌かもしれねぇし…




















スルー?




















でも、それは納得いかねぇ…












「…克己?」







「ん…?

え!?

なんでそんな
格好してんだよ!」







今視界に入っているまりんの格好は
バスタオル一枚で
大事な部分をしっかり包んでいる。








「いや、お泊まりセットないし(笑)

パジャマみたいの貸して?」





「あー、そういうことか…」





ソファーから立ち上がり
部屋のタンスを開ける。





まりんも
トボトボと一緒に服を探す。








「あっ、これでいいよ!」












まりんが選んだのは
裾が長めのだぼだぼスエット。







「でかすぎないか?」




「これ一枚でいいよー♪」






まぁこれでいいのなら…






「あ、その…
下着はあるのか?」





「下着は一応、携帯してるよ」





そのまりんの言葉に
少し突っかかる。






「そ…そうか。」





「うん、じゃあ着てくるね」









そう言って、
バスルームに行くまりん。






下着持ち歩いてるって…
やっぱ慣れてるんじゃねぇか?




つまり、まりんは経験済み?


















ダメだ。
あまり考えないようにしておこう。












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