他校

□ふわり-続-
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No Side...



まりんの行動を合図に
スイッチが入ってしまった彼は

抱き寄せて強く口付ける。



そして、
上になるように押し倒した。







止まることを知らないキス。



深く深く口付ける二人。



先程まで見ていた映画の音も
耳に入らないくらい
互いに夢中になる。
















「まりん…」


「ん?」


「こんなことを聞くのも
あれだけどさ…

経験済み?」






まりんは彼を見つめ口を開き






「経験済みかって関係ある?」


「いや…だってさ…」




黙ってしまう克己。

二人の間には沈黙が流れていた。





















「じゃー、逆に私初めてなんだけど、
何か問題あったりする?」

結局、沈黙を破ったのはまりんだった。









「え?マジ?」


「うん。だめ?」


首を傾げて聞くまりんに
克己は微笑んだ。












「いや…。

むしろ、そっちがいい…」







その言葉に
彼女は笑顔で答えた。
















それから、
二人は愛し合い



















言葉は少なくとも
互いを感じ合い





















「…まりんッ!…」


「ハッ、ア、ア!」





















最後に締め付けた彼のモノを抜き、
まりんの上にかける。












「ハァ…
ごめん、痛かったよな?」


「途中から…ね」















彼女の上で光る自身の白濁の液と
入れている途中で
間から溢れてきた赤い液を持ってきたタオルで拭き取る克己。





そして、
力尽きた状態の
彼女を抱き上げて
ベッドまで運びあげる。



















「ねぇ…克己?」


「ん?」


「克己は経験済みだったの?」






彼が始める前に
聞いた質問を
同じように投げ掛ける。










「なんで?」


「ちょっと…気になって…
経験済みなら
私の前にヤったその子と
比べられてるんじゃないかって思って…」





腕枕にしている手を下に、
彼女と向かい合うようにする克己。






「俺だって同じだ…

まりんが初めてでよかったぜ?」















彼は彼女の額に
優しくキスをした。

















包まれる香り












ふわりと彩る...











fin...
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