ゴーカート
□警察との取引
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ウヒョンは、久しぶりに飲みにやって来た。
カランカラン
ドンウ:いらっしゃいま…あれ、ウヒョン何年ぶり!元気だったか!?
ウヒョン:はい、まぁ…
ドンウ:今日はどうしたんだよ!何かいい事でもあったのか?
ウヒョン:重大な仕事が入ったんです。それで久しぶりに飲みに来ようと…
2人が話をしていると、もう1人のお客が扉を開けた
ドンウ:いらっしゃいま…今度はソンギュ先輩!
ソンギュ:なんだ、俺が来ちゃまずいのか?
ドンウ:違うんだよ!久しぶりにウヒョンが飲みに来たんだよ!
ウヒョン:お久しぶりです何年ぶりですかね?
ソンギュ:本当に久しぶりだな。今まで顔も見せずに一体、何してたんだ。
ウヒョン:仕事がまったく入らなくて…潰れかけた所につい最近、重大な仕事が入ってきたんですよ。
ドンウ:確か、探偵事務所開いてたとか…違う?
ソンギュ:探偵事務所か…どんな仕事なんだ?
ウヒョン:浮気調査とか、人探しとか、ペット捜索が大半ですよ。
ドンウ:じゃあさ、その重大な仕事って何?
ソンギュ:まさかだが、連続殺人事件の捜査か?
ウヒョン:内容は言えませんが…そうですよ。
ソンギュ:俺の立場でこんな事違反なんだが…俺とウヒョンで取引しないか?
ウヒョン:え?確かソンギュ先輩は警察関係者なんですよね?いいんですか?
ソンギュ:俺は今、連続殺人事件の捜査指揮をしてるお互いの情報交換だけでいい。俺の後輩と一緒に捜査に参加させてやる。だからお前が掴んでる情報を提供して欲しい。
ウヒョン:反対する人もいるんじゃないですか?参加して大丈夫なんですか?
ソンギュ:ウヒョン、お前だって探偵として情報があるだろ?掴んだ情報を捜査本部で話せば、反対する人はいないはずだ。
ウヒョン:それじゃあ、捜査に参加させてください。依頼者からの情報も含め、報告します。
久しぶりの再会だったが、情報交換をする話になってしまったのは2人も予想出来なかっただろう。
ソンギュ:じゃあ、明日から来てくれ。俺からきちんと話はしておくぞ。
ウヒョン:お願いします。足手まといにならないように気をつけます。
ソンギュ:大丈夫だろ。俺の後輩なら、きっと協力してくれるはずだ。
ドンウ:捜査に参加出来るなんてさ、良かったな〜!俺までワクワクしてきた〜
ウヒョン:先輩、俺達より楽しんでません?
ソンギュ:こいつは昔から人より楽しむやつなんだよ好きにさせとけ。
ドンウは2人より乗り気になって楽しんでいた。その姿を呆れた顔で見ていた。