アトラクション
□恐怖の遊園地
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【SK】ソンジョンは、怖いものが好きで調べたやつで…。
SJ:ねぇ、今週のオフに廃墟の遊園地に行きたいんだけど。
全員:は?何言ってんの?
SJ:だから、廃墟に行きたいんだって。
【SK】唐突に言ったこの一言。怖いものが好きなのはわかる。
ただ、廃墟に行きたいなんて何を考えてるんだよ…。
SJ:で、行っちゃダメ?
SK:一人で行くのか?
SJ:他に誰がいるの?
SK:俺が一緒に行ってやる。ただ、お前が心配だからだけどな。
WH:じゃあ、俺も行く。
HY:俺も行こうかな
SY:じゃあ、一緒に行く〜
L:あ、じゃあ写真撮らないとね。
【SK】次から次へと行きたいと言い出したメンバー達。
ただ一人、返事をしてないやつがいた。
DW:あのさ、俺も行かなきゃダメ?
【SK】そうだ…こいつは怖いものが大の苦手だったんだ。
それに対しソンジョンはというと…
SJ:行きたくないなら行かなくていいんだよ。
オフは一人になるけどね?
【SK】ドンウは仕方なさそうに俺も行くと言った。
結局、全員で行く事になった。
それから数日が経って、今日は金曜日。
ソンジョンはピクニック気分でカバンに色々詰めていた。
SJ:携帯でしょ、ハンカチでしょ、飲み物でしょ、お菓子でしょ、
それから…
SK:おい、何しに行くと思ってるんだよ。
SJ:廃墟見物だよ。
SK:で、何しにお菓子がいるんだ?
SJ:お腹が空いたら食べないと。
だって、山奥の廃墟遊園地だよ?
他に何もないから。
SK:そんな所にお前は行きたいのか?
SJ:だってさ、ホラー映画だけじゃ物足りないんだもん。
やっぱり、スリルを味わうならその場に行かないと!
【SK】いつからこんな風になったんだ…。
考える事まで変わってきたのか…。
そして、時間が過ぎ...今日はソンジョンが待ちに待った土曜日。
朝からソンジョンのテンションは上がり、ドンウは下がっていた。
SJ:みんな、おはよう〜
SK:朝からテンション高いな。
HY:こっちはテンション下がりまくりだけど。
DW:はぁ…
SY:ドンウヒョン、大丈夫だって〜
WH:怖いもの苦手な人は、ちょっとの事でもダメなんだよ。
L:まぁ、俺も苦手だけどね。
SJ:みんな、準備出来てる?
みんな朝ごはんを食べ、準備が整って出発した。
俺達はバレないように服装を決め、地下鉄やバスに乗って行った。
【SK】色々乗り継いで着いた場所は、想像よりも遥かに恐怖を感じる廃墟だった。
ソンジョンは俺達に構わず、廃墟の中へ入っていった。
SK:おい、ちょっと待て。先に行くな
SJ:ヒョン達遅いよ〜
廃墟の遊園地は木に囲まれ、鉄の柵で覆われていた。
乗り物は崩れ落ちたままになっていて、それが更に恐怖を感じていた。
SJ:あ、言ってなかったんだけどここね、事故で多くの人が亡くなったんだって。
それで潰れたらしいよ。
全員:…え?
SJ:最初に言うの忘れてた。ごめんね!
【SK】こいつ…今更そんな事言って何考えてんだ?
後でとことん説教だな。
これから起きる出来事が7人を恐怖に陥れるとは誰も予想出来なかった。