short.

□sunday
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日曜の朝。


時計を見るとまだ8時。


隣に寝ているゆみを起こさないようにベッドを出た。





『寒いなぁ』


なんとなくベランダに出てたはええけど、
日曜の朝やし、真冬やし。
誰もおらへん。
寒いだけや。




「ゆうくん、起きるの早いなぁ」


ゆみが眠そうに目をこすりながら隣にきた。


『ごめん、起こしたか?』


「大丈夫。寒くて起きただけやから」



俺が窓なんか開けたからやな。
せっかくの休みなのに悪いことしたな。



「あ、ゆうくん、おはよう」



寝起きのふにゃっとした笑顔で言うもんやから。
可愛くて仕方ない。



『おはよ。お前まだ眠いやろ(笑)』


「めっちゃ眠いわ。でもベッドゆうくんおらんと寒いねん」



なんやねん、コイツ(笑)
甘えたさんやなぁ。


『一緒に二度寝しよか。』



二人でベッドに潜り込んで、これでもかってくらいにくっついた。


『これで寒くないやろ?笑』


「んー。
ゆうくん、おやすみ。」


『おやすみ、ゆみ。』


ゆみの唇にキスをして、
俺らはまた夢の中。



こんな日曜も、たまにはえぇな。





-end.
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