title.
□いつでも
1ページ/2ページ
「ゆうくーん、お迎え来て。」
ゆみは、何かある度に俺を呼び出す。
そして、俺の家に来る。
『今日はどうしたの??』
これが当たり前みたいなもん。
俺とゆみは彼氏彼女って関係じゃないけど、お互いに必要な存在で。
友達以上、恋人未満…てヤツ??
「バイトの面接落ちた…」
『あらら…』
「お先真っ暗だよー。」
ぶつぶつと文句を言いつつも、
我が家にいる犬と楽しそうに遊んでる。
『落ち込んでたら、先進めないでしょ。次だよ次!!
そんな暇あるなら、次の行動起こしなよ。』
悲しい顔なんて見たくない。
笑顔でいて欲しい。
バカみたいに、笑っていて欲しい。
『それで失敗したら、
また俺のとこ呼び出せばいいじゃん。』
「そしたらまた慰めてくれる??」
『いつでも。いくらでも慰めてあげる。』
俺がそう言ったら、
ゆみは俺の大好きな笑顔を見せてくれた。
ねぇゆみ俺はね、
いつでも君の味方だから、忘れないで。
-end.
お題提供 確かに恋だった