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□プレゼント
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『ゆみー!!はっぴーばーすでー☆』
朝からハイテンションで抱きついてくる私の彼氏。
そうだ、今日私の誕生日だ。
「よく覚えてたね。自分で忘れてたのに。」
『彼女の誕生日だよ??忘れるわけないじゃん♪』
祝ってもらって、悪い気はしない。
寧ろ、凄く嬉しい。
『はい!これ俺からのプレゼント☆』
そう言って綺麗にラッピングされた小さな箱を渡してきた。
「ありがとー。開けてもいい??」
『うん!!』
丁寧にラッピングを取り中身を見る。
中身は…
空っぽでした。
「えーっと、ゆうくん、これはどういうことですかね??」
『プレゼントは、俺からの愛!!!
…ダメ??』
普通はここで何か言い返すのかもしれないけど…
「ありがたくいただきます。」
私にとったら、これが何よりも嬉しいプレゼント。
-end.
お題提供 確かに恋だった