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□遅刻魔な君
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時計の針が昼の12時を指す。
待ち合わせの時間。
でも、アイツは時間通りに来たことがない。
いつも30分くらいは遅れてくる。
だから俺も、ちょっと遅れて行くようになった。
最初はありえないって思ったけど、
もう慣れた(笑)
時計の針が12時半を指す頃、
俺は待ち合わせ場所に着いた。
「ゆうくん、おーそーいー」
そうやって笑いながら言ってるのは、
紛れもなく遅刻魔な彼女のゆみで。
『は??お前珍しく早くね??』
驚いた。マジで驚いた。
時間通りになんか来たことないクセに。
「んー、気分かな(笑)」
気分て…。
『気分じゃなくて、いつもそうしてくれない?笑』
「ごめんなさい。気をつけます…」
『待たせてごめんな。』
「ううん。私いつも待たせてるんだもん。これくらい全然平気!!」
俺、けっこう好きなんだよ。
ゆみを待ってる時間。
でも、やっぱり二人でいる時間が長い方がいいからさ。
遅刻はやめようね?笑
遅刻魔の君を待つ時間
(「パフェたべたーい!!」)
(『はいはい(笑)』)
-end.
お題提供 確かに恋だった