short.

□君のことなら、
2ページ/3ページ




しばらくしてから、
眠そうな顔で目をこすり始めた。


『…寝よっか。』


「…うん。」


ゆみのベッドに二人一緒に入る。
彼女を優しく抱きしめながら。


「ゆう?」


不意に彼女が名前を呼んだ。


『なに?』


「ありがとう。」


眠そうな声で、眠そうな顔でゆみが俺に囁いた。


『ん。』


ちょっと照れくさくなって、
彼女を抱きしめる力を少し強めた。


『おやすみ、ゆみ』


すっかり安心したのか、
彼女はもう夢の中。








君が甘え下手なのはよく知ってる。
本当は寂しがり屋だってことも。

君の扱いは、
俺に任せなさい。笑





-end.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ