沖神

□君と僕の時間
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君と一緒にいる時間が一番楽しい。
誰にも邪魔されたくない。
いつからだろうこんなことを思うようになったのは・・・。

        ・

いつもの帰り道の途中で、聞いてほしくないことを聞かれてしまった。
「なんで沖田は私と一緒に帰るアルカ?」
なんてチャイナに聞かれてしまった。
「おめーが俺んちに一番近いからにきまってるでさぁ。」
なんとかごまかした。
「じゃあなんで顔が赤いアルか?」
「そ、それは・・・。暑いからでぃ!!」
なんか今日はすきをついてくる。このままだとやばいかもしれない。
「まあいいアル。それより酢昆布おごれよ!」
「またかよ!」
チャイナと帰るとかならず酢昆布をおごるはめになる。まあ別にいいのだが。


          ・


「これください。」
高校生二人で来るようなところじゃないけど必ず駄菓子屋による。
「そんじゃ俺も」
と言って俺も酢昆布をとる。たまにはいいだろう。
「沖田も買うアルか?」
「いいだろう?俺の金なんだし。」
「めずらしいアルな。」
二人で酢昆布を食べながら帰るのもいいかもしれない。おそろいか・・・。
「沖田!」
と、チャイナは言って俺の前に出てきた。
「なんでぃ。」
「いつもありがとう。」
と、言ってチャイナは笑った。




*end*

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