マジすか学園3《最後のマジ》

□コンタクト
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一週間後、マジ女に異変が起こった。


煌羅「おっすー」




シブヤ「…はよ〜」




部室に入り、挨拶をするシブヤと煌羅。部室に入るなり大声で煌羅の名前が叫ばれる。








学ラン「煌羅ッ!!」




煌羅「おぉ、学ラン。そんな大声だして、どーしたんだ?」





学ラン「ッ…しゃ…尺が…」




グッと拳を握りしめる学ラン。何かあったと感じた煌羅は下を向く学ランに問いかけた。




煌羅「尺が…なんだ?」




学ラン「尺が…いねえんだ。」




煌羅「はぁ?」




そんな二人の会話をジッと見つめるシブヤ。



煌羅「いねえって…それでなんでそんな顔してんだよ」



いない…別に不思議じゃない。ここはヤンキー高。不登校やサボリなど日常茶飯事。




学ラン「それがよ、あいつと今日一緒にくるつもりだったんだけど、俺寝坊しちまってさ。約束の場所に行ってもいねえから、先に行ったんだと…。でもあいつまだ来てねえって…」







煌羅「…心配し過ぎじゃね?」




おたべ「それがそうでも無さそうやで?」





煌羅「おたべ?」




部室の奥から現れたおたべ。その手には何かが持たれていた。





おたべ「ご丁寧に、こんなん置いて行ってはったわ。」



おたべは手に持っていた封筒を煌羅に渡した。




煌羅「封筒?」




煌羅はクシャクシャっと封筒をあけ、中身を確認する。





煌羅「…なんだよ。これ…」



封筒の中からマジ女の校章バッチがジャラジャラといくつも出て来た。






おたべ「封筒にも名前まで書いてあるしなぁ?」




おたべの言葉に封筒の裏を見る煌羅。





煌羅「…"墓路加須学園"…か」




しかし、煌羅はあることに気づく。

そんな中、学ランは叫びだした…






学ラン「畜生ッ!ナメやがって。…こんだけの仲間を…」




大量の校章バッチを見て、これだけのマジ女の仲間がやられたことが許せない学ランは、今にも走り出しそうにブルブルと震えていた。





おたべ「学ラン?向こうの意図がわからへん今、無理に突っ込むんは許さへんよ?」






学ラン「意図なんか分かりきってるだろ!!マジ女に喧嘩売って来てんだよ!!宣戦布告してきてんだよ!!」





おたべ「…。…煌羅?」





学ランが叫ぶ中、ニッと頬を上げ笑みを零す煌羅におたべが言葉をかける…。
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