夢
□ピンク色のナイフ
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「あっ ハスミンおはよー!」
「Good morning!」
隣のクラスの女の子とハスミンが笑顔で挨拶を交わす。
そうやって私の好きな笑顔で笑うのはやめて。
あんなに好きって言い合ったでしょ。
その笑顔は私だけに向けていればいいんだもの。
他の子に向けたりなんてしたら私の心が壊れてしまうわ。
「やだぁ〜 くすぐったいってば〜やめてよ〜」
「ははは、ごめんごめん。ほら、早く教室行って来い」
「うん、ハスミンじゃあね〜!」
照れながら笑う子を見て、消えて欲しいと心から思った。
でもハスミンは人気者だからしょうがないの。
しょうがない。
そういい聞かせて今まで耐えてきた。
「ねぇ、ハスミン・・・」
「ん?どうした、ネーム」
でももう限界。
「あのね、」
「ん?」
私の愛の大きさに気づいてる?
「今日夜に会いたいな」
夜になったらハスミンはずっと、
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