SIREN:OS
□第一絶望 創造
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憎たらしい。
憎たらしくて、堪らない。
親の教育が成って無いのだろうか。
いや、そんな事を言ったら私もだ。
あー、ムシャクシャする。
机の上に書き荒らされて置いてある紙を握り、ぐちゃぐちゃに丸める。
それから、思い切りゴミ箱へ投げ捨てた。
あの日。そうあの日以来。
嫌な事が立て続けに舞い込んでくる。
小学校以来の嫌悪感を、私はひしひしと感じていた。
その日は嫌みかと言う位に、綺麗青空が続いていた。
私は吐き気を催し、教室を立ち去った。
逃げてなんか、無い。
そう自分に念じ続けた。
そんな、一日だった。