10/20の日記

23:48
【R】進撃・リヴァイ・狩人×
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表現・内容的にR15です、見てからの苦情は受付ません。

おkな人はスクロールプリーズ。
































































ネフェルピトーの兄主。

繭の中で育つ過程で、個体が二つに分かれ、双子となった。

実は、現代→狩人への転生で、原作を知っている。

ピトーは白髪なので、黒髪に同じく赤目な夢主で姿は瓜二つ。

だけど、常に気だるげな雰囲気とあまり動かない表情筋のせいで簡単に見分けはつく。

原作を知っているためか、他の蟻ほど王や女王に忠誠心はないが、実弟のピトーはほどほどに可愛く思っている。ピトーはブラコン。

暴走気味なピトーを諌める位置におり、原作を知りつつも、こんな日常が続けばいいのになーと何も行動しなかった。

現代で夢主が死んだのは、難しい病名の、体がだんだん動かなくなる病からで、気兼ねなく騒げる今が楽しく感じている。

能力値的にはピトーと変わらず、“理屈屋でマイペース”と呼ばれる操作系能力者。



原作は進み、王が死亡し、キメラアントの群れは壊滅に陥る。

ピトー達と共に行動していたが、王に対する忠誠心はなかったため、城に居ることはほとんどなく外で活動していた夢主。

ふと、親しんだ特質系の念が夢主に纏わりつき、自身の力と融合していくのに気付き、ピトーが死んだことを知る。

(…死んでも一緒に居たいって?

ほんと、とんだブラコンだよなぁ…お前。)

死した後、強まる念の力は、もとは一つであったはずの双子の元へと戻りたがったのだ。

そんな感じで、ピトーの能力の一つ、“玩具修理者(ドクターブライス)”を手に入れる。

その後は、他の生き残った蟻のように好き勝手に生きていたが、とあるモブハンターの能力により、進撃の世界に飛ばされた。



話はここから書こうと思う。

異世界に飛ばされ、元に戻る術もないため、ここで生きていくことにした夢主。

けれど、変態な裸族に狙われ、なるほどここはそういう世界かーととりあえず殲滅。

ちなみに、進撃は夢主の世界にはなかったか、まだ連載されてなかったか興味なかったかで知らなかった。

で、念能力あるし一人で生きていくのに苦労はないが、その様子を調査兵団に見られ、知恵を持つ、巨人に対抗できる術を持つ者として勧誘を受ける。

「…俺は、俺の女王サマを探すのに忙しいの…放っておいて。」

口からでまかせ、けれど、蟻の本質として、仕えることに喜びを覚えるのも事実、そんな感じでのらりくらり。

が、これを人伝に聞いた兵長、なるほどそれなら話は早いと、初対面の夢主を押し倒し、強引に体を繋げる。

大半の獣にとって、雌は雄よりも上位であり、雄同士で雌を争うことはあっても、選択権は雌にあることに変わりない。



そんなわけで、本能から兵長に逆らえなくなったへたれ夢主と、地下街育ちのビッチ兵長とか。










メモ



大事なものっていったら、それこそピトーくらいだった。

妄想・創造の産物のはずの作品に転生とか、正直意味がわからないけど、…でも。

手に入れたんだ。

自由に動ける、体を。

しかも、護衛軍としてのスペックか、とんでもなく身体能力が高い。

─そんな、ずっと望んでいたものをくれたから、だから、ピトーと一緒に仕えるのも、悪くないかなって思ってたけど。



(もう、いないんだもんなぁ。)



無邪気に残酷な君は可愛かったけど、俺に、自身の念を託して、いなくなってしまった。

でも、正直、“死した後に残る念”は、呪いと大差ない。

─自身の念と交わった瞬間、蟻の本能が、強まるのを感じたのだから。



女王様、王様、何処、どこ、どこドコドコ何処─…。



“主”が、欲しくて、欲しくて、たまらなくなってしまった。

それでも、最初は人間としての意識が勝っていたのに…この世界に飛ばされてからは、それこそ、中毒かってくらい、そのことばかり考えて。



もともと、ピトーだけだったはずの繭の中。

なのに、俺という魂を孕んだ二つに分かれて。

きっと、蟻としての本能の大半をピトーが、人としての理性の大半を俺が、持って行ってしまったんだ。

でももちろん、蟻とは女王や王のために在るのだから、ピトーにはなんの障害もなかったわけで。



問題があるのは、あったのは、俺の方。

残念ながら、戻ってきた蟻の本能を満たす存在は、すでに無くなった後で。

欲求不満のように高まるそれを、吐き出す場所が、方法が、どうにもわからなかったのだ。



─だから正直、困ってる。

俺の懐で微睡む存在に、…“見つけた”と、獰猛に笑い、満たされてしまったものに。



(…可笑しいだろ…。)



警戒心の欠片もなく、化け物の腕《かいな》に収まり続けるこの人は、男性だ。

当然、人間だったころの俺も、蟻になった後の俺も、女性にしか反応しなかったはずなのに。

無理やり体を繋げさせられてから、─…この体を味わわされてから。

この人以外が、目に入らない。



猫との融合であるこの体になってから、その習性は一通り学んだ。

まぁ、地球の猫と、ハンター世界の猫と全く一緒かって言われたら、わからないわけだけど。

でも、この体を作る細胞は、間違いなくハンター世界の猫なので、まあ無駄にはならないだろうなぁと、調べたわけで。

性に関して言えば、いわく、雄猫の発情期は、周期のようなものはなく、雌猫につられるもの。

また、交尾相手は、一匹に限定されるものではない。

…なのに…この人以外を、“雌”として認識出来なくなってしまった。



端正な顔を見つめていれば、気配に鋭いその人は、ゆっくりと瞼を開ける。

灰色の、青の煌めく瞳。

綺麗だなぁ、と素直にそう思って、本当に毒されてると思い知る。



─蟻が、混じったせいなのかもしれない。

人の魂と、猫と、キメラアント。

それだから、こんな、理性と本能と習性が、変な方向にねじ曲がったのか。



「…おはよう。

俺だけの、女王サマ…。」



もう、考えても、無駄なのだけど。

─満足げに笑うこの人に、触れられるのであれば。

それだけで、満たされてしまうのだから。










地下室での中編でいこう。

喘がせたくてたまらない…なんでリヴァイってこんなに性的なんだろう。

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