01/25の日記

07:47
進撃・♀リヴァイ・貴族主
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キャラが女体化している上にCP要素含みます、見てからの苦情は受付ません。

おkな人はスクロールプリーズ。






















































先天性にょたのリヴァイと、内地でも特に権力のある夢主との結婚生活。

シリアス八割、その他二割的な。

本格的に資金不足となって、もうこうなったら幹部と権力者を結婚させてお金を作るしかない極限の状態にきてしまった。

で、もちろん独り身のリヴァイは引手数多で嗅ぎつけた資産家たちの求婚半端ない感じで、とりあえずリヴァイから決めていこうという雰囲気に。

出来ればまともなところ、まともなところと幹部総出でリヴァイの嫁ぎ先を取り決めて、夢主に白羽の矢が当たる。

付き合ってはいないけれど、熟年夫婦なエルヴィンとリヴァイで、「お前のためなら」とドナドナなリヴァイと、「本当にすまない」と身を切る思いで見送るエルヴィン。

一応として結婚式を挙げるけど、政略なことは周知なので喜ばしい空気ではなくむしろ鉛みたいな。

それでも、神父の「神様に誓いますか?」的な文言の時に、「私は神には誓わない。リヴァイに、生涯、慈しみ、敬い、愛することを誓います。」な夢主に、ああ、愛はなくても、それなりには過ごせるかもしれないなぁ、とリヴァイはうっすら思う。



そんな感じで新婚生活。

と思いきや、「仕事場は兵団内なのでしょう?朝も早いのだろうし、そちらで寝起きしてかまわないよ。」という夢主に、訝しみながら喜んで兵団内での生活。

流石に週末は屋敷に帰るけれど、まだ馴染みのない煌びやかな屋敷に、異物のような感覚を持ってしまって、週明けは逃げるように兵団に戻るリヴァイ。

それでも夢主は優しく紳士的で、「のんびり慣れてくれればいいよ」とリヴァイのペースに合わせ、仕事の合間を縫って一緒に出掛けたり食事したり。

思っていたより苦しくはない生活に戸惑いつつも、毎日顔を合わせるエルヴィンの方がやっぱり好きだなぁなんて思ってしまって、申し訳なくなってくる。

それとなく夢主の真意を探ろうとするけど、リヴァイが全てのヒエラルキーの頂点にくる返答に、何も言えなくなって、いつも通り甘やかされる生活。



女性扱いする夢主に、兵士を、しかも三十路になった女相手にと思いつつくすぐったくて浮ついてしまうリヴァイとか。

リヴァイに触れる時は手袋を付けたり、必要以上に触れなかったりしていることに気付いて、潔癖症をどこから知ったんだと驚いたり、そんな気遣いにキュンとするリヴァイとか。

だんだん屋敷と夢主に慣れてきて、心地よくなっていく自身に、「エルヴィンが好きなはずなのに…俺って浮気性だったんだろうか」と悩むリヴァイとか。

外せないパーティーとかで、奥方として付いていくも、結婚したにも関わらず言い寄られている夢主の姿に「あいつってもてたのか…いやあれだけ紳士なら当然か」と衝撃と嫉妬を抱えてさらにショックなリヴァイとか。

実は当初、人類最強を都合よく使うためにエルヴィンが近付いてきたことを知り、衝撃で夢主に泣きつくリヴァイとか。

「最初はそうだったが、本当に好きになったんだ」と縋るエルヴィンに潔癖症と地下街育ちゆえの人間不信発動させて「触らないで、頼むからこれ以上嫌いになる前に消えてくれ!」な情緒不安定リヴァイとか。

そんな折、夢主との結婚は知らぬところで期限付きという条件があってのものだったらしく、突然夫婦関係が解消になって、喜ばしいはずなのに、これまでにないほど悲しくて寂しくて仕方ないリヴァイとか。





何が書きたいって、リヴァイが揺れ動き葛藤する姿が書きたいの。

まあ当然ながら最後は夢主とくっついていただきます。










メモ



最初は勿論、金目的だった。

調査兵団がなくなっては、俺の居場所がなくなることを意味する。

俺を拾ってくれた、エルヴィンの大切にする、エルヴィンが全てを捧げる場所。

それが、なくなるなんて。

それだけは。

それだけはどうしても、避けなければならなかった。



俺もその頭数に入れてくれ、と。

そう願い出た時の、エルヴィンの驚いた顔は、今でも忘れられない。










ぜんぶ、演技だったのだろうか。










「泣かないで、レディ。」

「…泣いてねぇし、レディなんて歳でもねぇよ。」



頬を撫でる指先に甘んじる。

冷たい、布越しの体温。

最初は、その気遣いに嬉しさすらあったのに、今では、鬱陶しさが先にくるなんて。



ゆる、ゆると。

目元を、頬を、拭うように触れ続ける指に、瞳を閉じる。



「なあ。」

「うん?」



やわらかい声だ。

ずっと、ずっと。

はじめて会った時から変わらない、俺だけに向けられる、砂糖をどろどろに煮溶かしたような。

甘ったるくて、…耳の奥に沈殿する声。



だんだんと、あんなに好きだったエルヴィンの声が、簡単には思い出せなくなっていくのは、気のせいじゃ、ないんだろう。



「手袋、外してくれないか。」

「…いいよ、我慢してくれなくても。」



触れさせてくれるだけで満足なんだ、と。

そう穏やかに言われて、閉じていた瞼を開く。

見上げれば、幸せそうに細められた、これまた、甘い色を浮かべた瞳があって。



「…きす、してくれ、よ。」



結婚式の、誓いのキス。

エルヴィン以外の男に捧げるなんて、と。

絶望的な気持ちでそれを迎えたが、目の前の男の、エルヴィンよりも厚く、艶のあるそれは、口の端に落とされただけで、合わさることは決してなかった。



両頬が包まれて、ちゅぅ、と。



下りてきたそれは、また、口の端に触れただけで。

それが事前にわかったから、顔を動かして、自分から合わせてやろうとした、のに。

頬を固定した大きな手のひらが、全体的に顔を包んでいるものだから、身動ぎすら出来なかった

なんで。



「…なんで。」



無理矢理に奪ってくれたら。

エルヴィンのことなんて考える間もないくらい、溺れさせてくれたら。

結婚した当初では有り得ない、そんなことを思考していまうくらい、俺はもう、精神的に参っていて。

眼の奥が熱くなって、涙が作られていることを知る。



「ああ、…レディ、愛しいレディ、お願いだから、泣かないで。」



目元を拭う手のひらは、手袋に包まれたままだ。

その腕は、俺を抱きしめてはくれない。

その声は、俺を受け入れてくれない。

なんで。

なんで中途半端に、優しくするんだ。



寄りかかることすら、出来なくて。

溺れることすら、させてくれないなんて。



「レディ…泣かないで。」



なんで、付け込んでくれないんだ。

奪って、くれないんだよ。






























お前を裏切り続けてきた俺は、もう、お前相手に、素直に助けてなんて、…愛してなんて、言えないんだよ。






























弱く微笑む男の服を、強く強く握り込む。

自分から抱きつくなんてこと、出来るはずもなかった。










リヴァイ視点メインでいこう。

中編かな…ううううごめんリヴァイ幸せ前提はもちろんだけど苛めたい気分なんだよね!

ちなみに、とある捧げもの小説を書いている時の「これにょただったらこうなってたなぁ」っていう妄想の産物にプラスαのネタ。



☆コメント☆
[瑠奈] 07-18 21:35 削除
コレみたいですー!

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