キセキの少女
□第05Q-始めましてと久しぶり-
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伊「来てくれたんだね!」
リ「伊月君」
「ごめんね、来るのが遅くなって。海常との練習試合、勝ったんだってね。おめでとう」
伊「ありがとう。いや、オレが一方的に言ってただけだし、気にしなくていいよ。場所も県外だったし。」
「そう言ってもらえるとありがたいかな」
「先輩達知り合いだったんですか?」
伊「それを言うなら黒子と柊さん も知り合いだったんだな」
リ「あなた、転校生の柊さんでしょ。突然で気づかなかったけど。伊月君と同じクラスだったのね」
「そんな感じかな」
小「ねえねえ!!何でバスケ部に来たの?もしかして、マネージャー希望!?」
「小金井‥君だっけ。残念だけどそれは違うかな」
小「え?何でオレの名前‥‥」
「知ってるよ。(あれから調べさせてもらったんだから) 眼鏡の彼が誠凛バスケ部キャプテン、クラッチシューターの日向順平。イーグルアイのPG、伊月俊。無口のC、水戸部凛之助。Fの小金井慎二。PFの土田聡史。そして、監督の相田リコさん」
日「ポジションまで‥」
「さあ、何でだろう。でも、1年生達はよく知らないんだけど」
黒「転校生って先輩だったんですね。驚きました」
「そうだよ。私も驚いたよ、前見たときは気づかなかったからね」
「「く、黒子(君)!?」」
「影薄いのは相変わらず‥か。それにしても、良いチームだね。みんな仲が良さそうだ。でも、」
黒「‥‥」
「みんなの個々のレベルが高くなければ、いくらチームワークがよくて信頼しあっていても、勝てないよ」
黒「でも、勝ってみせます。僕は個人のプレーよりも仲間と協力しあって戦った方が勝つと、キセキのみんなに伝えるためにここに来たんです。」
「じゃあ、自分は信じていても、他のメンバーに信頼されていなかったら?」
黒「え?」
「あたしにも、教えてよ。チームで協力することの大切さ、ってやつを。テツヤ自信で‥‥」
「おい。」