03/27の日記

00:46
前途
---------------
こんばんは。妃月です。

前回日記を書いてから、1年近くたってしまいました。
創作活動は、ほとんどしていません。
時々気が向いたときに、絵をかくくらいです。
創作サイトをうたっていますが、この状況では…ですね。
自己満足で始めたサイトなので、もう少し満足するまでやってみたいと思います。
おとなになるまで、ですね

この1年、本当に本当にたくさんのことがありました。
それは環境の変化だったり
心境の変化だったり
様々な形でした。

辛くなってここにきて、文章に悲しみをぶつけることこそありませんでしたが、
悲しい事もたくさん経験しました。



大学のある友人のお話をしましょう。
彼女は、どうしようもなく、他人に依存してしまう人でした。
辛いことがあって、理不尽な扱いを受けて、
それでも相手に依存してしまった。
そして、睡眠薬と精神安定剤をやめられなくなりました。
薬で錯乱した上号泣しながら電話がかかってきたことも何度もありました。
「どうして私を独りにするの?」
「さみしい」

1年程そのような症状に苦しめられましたが、
昨年夏頃、それを少し克服し、その相手に依存しなくなってきました。
それでも、1日で嫌なことがあったとき、さみしさを感じたとき
睡眠薬で1日を「強制終了」することが
どうしてもやめられなかった。
薬が切れかかった際、寝ぼけながら数日分の睡眠薬を飲んで、次の朝起きられないこともしばしばでした。

そんな彼女でしたが、昨年秋頃に心を通わせることができる男性を得たと言っていました。

その頃多忙だった私は、彼女から毎週のように遊びに誘われていましたが
ずっと断っていました。

…彼女は幸せだったはずなのに。

昨年11月25日
彼女は眠ったまま嘔吐し、気管が詰まって呼吸が出来ずに還らぬ人となりました。

私がそれを知ったのは、1か月近く後でした。
誰も教えてくれなかった。
共通の友人だっていたのに。
でもそれよりも、
彼女にもっと関心を持ってあげられなかった
自分に腹が立ちました。

最後に会ったとき、彼女は
「妃月ちゃんを困らせる人は許さない!」
と冗談交じりに言ってくれた人でした。

病的に白く、痩せていて
それでも生きたいから、一緒に美味しいものを食べに行って。
何よりも
生きたいから薬を飲んでいたはずなのに。

睡眠薬で目覚められなかった彼女は
22歳という若さでこの世を去ってしまいました。

数少ない友達の中でも、最も気兼ねなく
最もいろんなことを話せる子でした。

同じ大学院にも合格していて。春からまた一緒だね、って
言っていたのに。
映画もアニメも沢山観ようって
言っていたのに。
「妃月ちゃんを独り占めするんだ!」
って、言っていたのに。

大学の卒業式が終わった昨日
彼女も卒業式に出たかっただろうなあ、と呟いていました。

今日こんなことを日記に書いたのは
どこかに吐き出したかった、という思いと
今のこの気持ちを忘れたくないと思いがあったからです。

彼女が作ってくれた手編みのアームウォーマーも
おそろいでプレゼントし合った髪留めも
忘れないでとっておきたい。

信じられなかったけれど
彼女はこの世にいない、という事実を
なんとなく、少しずつですが
理解し始めているのかもしれません。

訃報を聞いた当初、
私は真っ先に母親に電話しました。
手が痺れるくらい泣いて、つらいと訴える私に
母は
「その子の分も生きて、頑張らなきゃ」と言いました。
母も一緒に泣きました。

そのおかげで、今日まで潰れずに、なんとか
生きてこれたのかもしれません。

もちろん
いらいらすることや
しんどいことや
あきらめたくなってしまうことや
どうしてもすきになれないことや
あせり
いろんな事があるけれど。

生きていかなきゃいけないんです。
生きたくても生きられなかった彼女の分まで。

こうして思い出して、涙が出ることもあるけれど。


今年は早々と桜が咲いて、もう散ってしまいそうです。
春はさみしい季節ですね。

今年は非常に忙しくなる、ようです。
大学院というのは、学部と違って恐らく難しい事・つらいことに直面することも多くなりそうです。
そんなとき友達が、彼女がいたらな、と
思っていたのですが。

友達づきあいがうまくできない私は、
本当に不安なことだらけです。

どうしていなくなっちゃったの、、、


やっぱりまだ、乗り越えられていないようです。

でも、そんなことも言っていられない現実があって。
「大人になるって、なんだろう」
これはここ1年ずっと考え続けてきたことです。
まずは「現実を見る」
事から、始めたいと思います。


こんどはいつ来られるでしょうか。
この場所に依存していないという確信が持てれば、
もっと頻繁に来たいのですが。
まだまだ子供なので、だめですね。
弱くなったとき見返してしまう。


でも、きっとまた書きます。


From 妃月

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ