サイボーグ

□第4話
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「お話中申し訳ありませんが、お二人とも感情が非常に高ぶっています。
一度部屋に戻られて、落ち着かれた方がいいように思います。」
アルファーミニの気遣いに、景斗は何故か苛立ちを感じ、モニターをキッと睨みつけた。
『機械のくせに…』
景斗はそんな感情が頭をよぎった。
しかし苛立ちをおさえ、呼吸を整えると。
「そうね…お母さん、とりあえず部屋に戻ろ。」
と、いつもの笑顔で感情をおさえた。
そして二人は無言でAー15号室を後にした。
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