文章?

□餅つき
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銀時「正月といえば餅つき!というわけで今日は餅つきをしまーす」

神楽「食いまくるアルヨ!」

新八「神楽ちゃん、食べるだけじゃなくてちゃんとお餅つきしようね」

銀「そうだぞ神楽。働かざる者食うべからずって昔から言うだろ?」

神「新八がそう言うならちゃんと働くアル」

銀「あれ?銀さんは?銀さんは無視!?」

新「…泣かないで下さいよ」

銀「泣いてませんー。ちょっと目がゴミに入っただけですぅー」

新「銀さん、逆です」

高杉「オラ、落ち込んでないでとっとと始めるぞオッサン」

銀「あれ、いたのか高杉」

高「テメーが呼んだんだろうが!こちとら忙しい中来てやってんだよ!」

桂「まあ高杉、そうカリカリするな」

銀「うわっ、ヅラ!?いつの間に!?」

桂「ヅラじゃない桂だ。人手が足りないとか言うからわざわざ来てやったというのに」

銀「(コイツは呼んだ覚え無いんだけど…)」

高「俺が呼んでおいた。人数いた方が楽だろ(俺が)」

新「はいはい皆さん、杵も臼も用意できてますから。はやく始めましょう」

銀「よーしお前らー、心してかかれ」

神「任せるアル銀ちゃん!臼ごと壊すつもりでやっちゃるネ!」

新「いやホントに壊しかねないから!神楽ちゃん、僕がやるって」

神「おお、さすが新八!レディーファーストを心得ているネ」

新「レディーファーストっていうか…」

銀「いやいや新八、お前の白くて細い腕じゃ無理だって。怪我したらどうする」

新「え…これくらい平気ですよ」

銀「バカヤロー!何のために高杉とヅラがいるんだよ」

高「こき使われるためにいるわけじゃねーぞ」

桂「自分が代わってやればよかろう」

銀「ほら、新八と神楽にカッコイイところ見せつけてやって」

高「カッコイイところって…」

銀「『高杉さんカッコイイー!ヅラ、見直したアルー!(銀時ウラ声)』」

桂「……」

高「……」



準備中



桂「高杉、もっと気合い入れてつかんか!」

高「……」

桂「ほら、もっと腰を入れて!」

高「……」

桂「何度言ったらわかるんだ!」


ゴシャアッ


桂「ブッフォ!!」

新「高杉さんが杵で思いっきり桂さんをブッ叩いたー!!」

高「あ、悪い、当たっちまった」

神「ヅラァァ!さよーならー!」

銀「高杉ィィィ!おまっ…やり過ぎだろ!」

高「なんかウザかったから…」

銀「もうお前が杵持ってるとハンマーにしか見えないから!俺と交代!」

新「確かにそうした方が安全ですね」

神「コイツにかかればこの世の全ての物は凶器と化すアル」

高「人を殺人鬼みたいに言うんじゃねえ」

銀「じゃあ俺は杵やるから、高杉は餅をひっくり返してくれ」

高「お前、俺の手潰したらどうなるかわかってるよな」

銀「え!?どうなっちゃうの俺!?」

高「…ヅラと同じ末路をたどるだけだ」

銀「命懸けだ…」



二時間後



神「よっしゃー完成アル!」

銀「うおお、けっこう美味そうにできたじゃねーか!」

新「皆さんお疲れ様でした!」

高「ったく、何で新年早々こんな目に合わなきゃいけねーんだよ」

桂「それはこっちの台詞だ。なぜか気がついたら餅が完成していた」

高「一番おいしいじゃねーか」

桂「完成した時の喜びとか全然無いまま終わるってどうなんだ!?」

銀「つべこべ言わず食っとけ。はやく食わねーと全部食っちまうぞ、神楽が」

神「失礼ネ銀ちゃん!私だってみんなと同じペースで食べるように努力してるアル!」

新「あのね神楽ちゃん、みんなはお餅を二個いっぺんに食べたりしないんだよ」

高「ん、このアンコ甘すぎねーか?」

銀「ああん?アンコが甘くなくてどうする」

高「まあいいや、これも入れちまえ」

銀「おいィィィ!何タッパーでテイクアウトしようとしてんだ!」

高「万斉達に頼まれたんだよ。文句あるか」

銀「ありまくるよ!苦労して作った物をみすみす他人に渡してたまるか!」

新「まあまあ銀さん、いっぱいあるんですからいいじゃないですか」

神「えー、もったいないアルなー」

銀「そうだぞ!世の中はなあ、ギブ・ミー・チョコレートなんだよ!!」

新「それを言うならギブ・アンド・テイクです!別に少し位いいじゃないですか、これだけの量あるんですから。桂さんも持ち帰りますか?」

桂「……」

銀「そういえばヅラの奴、さっきから大人しいな」

神「誰だってうまい物を食べている時は無口になるものネ」

桂「……」

新「…桂さん、お餅のどに詰まらせてない!?」

桂「…!…!!(訳:助けてくれ!)」

高「…みたいだな」

銀「ワアァァー!ヅラァァー!!」

神「どっ、どうするアルカ!?こういう時はどうしたらいいアルカ!?」

新「ブッ叩いて!とりあえずブッ叩いて神楽ちゃん!」

高「今年は厄年かな…」



 

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