文章?

□ピクニック
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銀時「あー、もうすっかり春だなぁ」

新八「そうですねえ」

神楽「こんなにいい天気なのに家でゴロゴロしてるとむなしくなってくるネ」

銀「じゃあ健康的にピクニックでも行くか?」

神「行くアル!」

新「仕事して下さい」

銀「いいよ、今日くらい。銀さん結構みんなの見えないところであくせく働いてるんだよ」

新「あ、そうなんですか。まあ、たまには外に出て運動しないといけませんね」

神「ピクニック!ピクニック!」

銀「それじゃあせっかくだからアイツも誘うか」

新「ああ、高杉さん?」

神「ヅラはどうするアルカ?」

銀「アイツは面倒くせーからいいや」

新「そんなこと言わないであげて下さい…」

銀「よし、そうと決まればさっそくピクニックの準備だ」

神「おー!」


*

―登山中―


高「…で、何でお前らはいつも俺を呼ぶんだよ」

銀「お前って意外と器用だからよ、いた方がなにかと便利なんだよ。ていうかお前がいないと収拾つかねーんだよ」

高「いうほど俺器用じゃないと思うけど」

桂「いや、お前本当に結構器用だぞ?この前普通にガンガン料理できてたのは驚いた」

銀「で?何でお前がいるんだよ。呼んでないんだけど」

桂「ピクニックでも何でも、大勢いた方が楽しいだろう」

銀「何でお前はいつも呼んでないのにいるんだよ。招かざる客だよコノヤロー」

高「すごい言われようだな」

桂「もう慣れたから全然平気」

高「うわっ、すげえ恐いんだけど、その顔」

桂「そんなことない」

銀「わかった、俺が悪かった。俺が悪かったから泣きそうになるなって」

桂「なってない」

高「あれ?新八と神楽は?」

銀「あ?とっくに先行っちまったよ」

桂「そういうお年頃か…」

高「何言ってんだお前」

銀「あ…よく考えたらあいつらいなけりゃダメじゃん」

高「ダメって?」

銀「俺らただのオッサン三人だぞ?画的にマズイだろ」

高「さりげなく俺とヅラへ攻撃があるんだけど…」

桂「画ヅラなんて気にしたてもしょうがないだろう」

銀「画…ヅラ?」

桂「そこに反応するな」

高「あっ、弁当忘れた」

銀「ああ、大丈夫大丈夫。頂上でBQするから」

高「何、BQって」

銀「あ、違う、B一個足りねーじゃん。BBQだBBQ、バーベキュー」

高「またそれかよ!」

銀「いや、お前のアスパラ肉巻きがうまかったからさ」

桂「高杉の器用さが発覚した瞬間だったな」

高「え、え?何でお前らそんなベタ褒めしてんの?逆に怖いんだけど」

桂「特に意味は無いけど…」

銀「救え〜降灰のま〜ち〜♪」

高「びっくりしたっ…急に歌い出すなよ」

銀「ちょっとノッてきちゃって」

桂「救え〜愛のある手〜で〜♪」

高「お前もその歌知ってるんだ」

桂「当たり前だ。初登場八位だぞ?」

高「何のランキングでだよ」

銀「♪切腹転身!気分は上々〜」

桂「ハマチ裁きは大振りだ〜右は…フンウフフーン……」

銀「…倒せ〜魔人ポカッラピッカリン〜」

桂「さあ〜パンサー」

銀「…ウンフー…フーフフン〜」

高「うろ覚えじゃねーか!つーか何その歌?ポカッ…ポカッラピッカリンって何?何その歌?」

銀「パンサー皇子だよ。鈴村健一ヒーローソングセレクションの」

高「知らねえよ」

銀「何だよ、いい歌なんだぞ」

桂「うおっ!!ビビった、ここ窪んでる!気を付けた方がいいぞ」

高「急にでかい声出すなよ…こっちがビビった」

銀「俺はお前に気をつけたい」

桂「今結構やまびこになったな」

銀「マジでか。ヤッホー!!」

高「だから急にでかい声出すな!」

桂「ヤッスー!」

銀「キーヨー!」

高「ヤスキヨ!?」

銀「ヤッター!」

桂「マーン!」

銀「よっちーん!」

桂「高杉、お前も何か叫ぶがいい」

銀「案外楽しいぞ?」

高「い、いいよ俺は…」

桂「何だ、恥ずかしいのか?気にするな、俺達の仲だろ」

高「いいっつってんだろ」

銀「んだよ、高杉はシャイだなぁ」

桂「ほら、恥ずかしがらず思うことを叫べばいい」

高「新八ー!神楽ー!助けてー!」





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