HTF小説

□どうすればいいのでしょう
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朝いつも通りに起きて朝食を食べ、片付けていたらふと、胸が苦しいのを感じました。これは病気かもしれない、と思って急いでお医者さんに行ったら、今日のお医者さんはランピーでした。
ランピーはきちんと職務を真っ当しているらしく、ふざける事無く私の話を聞くと、診察に入るため私の服の前を開けました。

それからです。ランピーの態度や動きが明らかに変わったのは。
「も、モール…ふざけてる訳じゃない、よね…?」
「どうしたんですか、まさか重い病気とか…」
「いやこれ…重いのかな…?モール、悪いんだけど下も脱いでもらっていい?」
ちょっと不信感はありますけれど、ランピーの声色が只事ではないのを物語っているので、素直に脱ぎます。そうしたら、ぶしっと奇妙な音がしてランピーが倒れたのがわかりました。
「え、ランピー?!どうしたんですか、まさか私の病気が…」
「い、いやあのホント申し訳ないんだけどトイレ行っていいかな…?」
「気持ち悪いんですか?すみません、肩お貸しします」
「あああ駄目駄目駄目!落ち着け、落ち着くんだ俺」
ランピーの呼吸が荒く、苦しそうです。こういう時こそ私の目が見えなくてはならないのに、何故…。
「モールの病気が移ったとかじゃないんだけど、その…あまりに衝撃的過ぎて…」
「そんなに、重症なんですか…?」
「気付いてないみたいだから言うよ、あのね……



モール、女の子になってる」

何を言っているのか、理解に困ってしまいました。それがランピーにも分かったらしく、ランピーは私の手をとると私の胸に触らせました。

ふにっ

「………これ、なんでしょうか…」
「うん、多分胸だと思うんだよね…あとほら、下」
「な、…無い、です」


ここまで来てようやく、私は現状を確認しました。






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