二日前の話なんだが、いつもは磯子辺りで釣りをしてんだけど
その日は本牧埠頭に関係者のふりをすれば埠頭内に入れるとの友達の話で二人で夜釣りに行くことになりました。
しかし約束の時間になってもそいつは来ないのでメールで『先に行ってるぞ』と送信
ドキドキしながら入り口のガードマンに『〇〇運輸です』
と言うと車のナンバーを控えられて突入成功ww
釣り場に着くとトラックで釣りに来てる2〜3人が居ました
俺はコンテナとダンプカーの間の隙間に陣取り釣りを始めました。
しばらくして何やら視線を感じて周りを見回すとすぐ隣のダンプの運転席にグレーの作業服着たオジサンが俺を見てるんだよ。このクソ暑いのにエンジンもかけずに
俺は『変なヤツ?』と思いながらも釣りに専念してました。
それから1時間位してから友達が来てそいつが買ってきたビールを飲みながら釣りをしているとそいつが『何か誰かに見られてね?』
と周りを気にしてるんで
小声で『隣のダンプにオヤシが乗ってるんだよ』と教えるとそいつ、ダンプカーの運転席を見たと思ったら急に釣り道具もそのまんまにして車に戻ると凄い勢いで走って行っちゃったんだ
残された俺はとりあえずそいつの釣り具と自分のを片付けながらそいつに電話をすると『おまえ、まだそこに居るのか?俺チョイ先の所に居るから急いで来い!』
と言われて、訳も分からずそいつが待っていた所に行くと『おまえ見えなかったのかよ!あのダンプナンバーも付いて無いし、帯広って荷台に書いてあったろ?
俺はスクラップだと思ってた!車の中のヤツの顏をよく見たか?あれ…人じゃないぞ!』



えっ??   言われてみればおかしいよな?その日は蒸し暑くて外に居てもジメジメして暑苦しかったのに…あのオジサン窓も開けずに長袖の厚手の作業服で…
なんだったんだろ??
その後しばらくして近くで釣りしてたトラックの人が通ったんで聞いてみたら
『あ〜あれスクラップだよ!人なんか乗ってるわけねぇ‐じゃん』との事でした。


[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ