「メリーさんの館」って呼ばれてたんですかね?
最初入ったときは、本当に怖かったですよ!
学生時代、バイト先で噂を聞き、友達3人と夜中に乗り込みました。
江ノ電の線路横の山の中にある一軒家で、異様な雰囲気を出してました。
窓に打ち付けてある板の隙間からライトで中を照らすといきなり車椅子が見え、あまりの恐怖に皆で「もう帰ろうか」と相談していた所、地元?の族っぽい4人組が登場。
彼らも入るのが怖いらしく、「一緒に入ろう」ということになり、比較的広い隙間を見つけ侵入しました。
今思えば、男8人で手を繋ぎ合ってヨチヨチ歩いている様はマヌケだったと思いますが・・・
中は比較的荒らされておらず、生活臭が残っていてベッドの布団とかもそのままでした。(それだけに不気味だった)
薬の箱や、法律関係の本が散乱しており、落ちている雑誌を見ると昭和48年前後の物でした。
(何故か「ガキデカ」のコミックスもあった)
部屋が沢山あり、中庭まであったと思います。
細い廊下が延々続き、まるで江戸川乱歩の小説に出てくるような感じでした・・・
廊下の突き当たりの和室に落ちてた紙を友達が何気なく広げ、それが弔電だったのを見つけたとき、全員「ウワァー」と叫び一気にダッシュで外に逃げ出しました。
帰りにファミレスで「あの家はなんだったんだろう」と皆でいろいろと憶測したのを憶えています。
その一年後訪れた時には、なんとその洋館ごと更地になってました。
結局、霊体験等は無かったのですが、すごく不気味な洋館でした。
あれからその周辺に住む友人に聞いてみたのですが、皆あまり興味が無いらしく、情報は何も集まりませんでした。
「若宮ハイツ」とかはメジャーで、噂も多いのですがあの洋館は殆ど噂を聞かなかった。(私の情報量が少なかっただけかも?)
10年経った今でも時々思い出します。


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