□僕と君を結ぶ道
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邪魔なモノは
消してあげる



君の髪はいつも
薔薇の香りがした

君の服はいつも
綺麗で華やかだった
僕の服は商人風情
不釣り合い
すぎたのかも

一緒にいては
いけない関係だった

使用人の目撃
悲劇は訪れ急に
君と会えなくなった

なぜ僕は
認められないのか
身分はそんな
長い距離を作るのか



僕は
君に愛を囁きに
血の道を進むんだ
君の部屋へ
邪魔する者を
消しながら



部屋に着けば
君が抱き付いて

でも君は
血だらけの僕に
驚いて
飛び退いた

なぜ、
泣くのか
君は彼等を邪魔だと
思っていなかったの?

城には
僕と君の二人だけ
それが嬉しい
と思うのは
僕だけ?



君のすべて
愛しいと思うんだ
君まで続く血の道を
歩んできたのにSad-end
君さえ
殺してしまいそう



〜僕が始めた
喜劇は悲劇だったようだ

君が好きだから
全部手に入れたいんだ

僕の為に生きて
僕の為に泣いて
僕の為に死んで

それができなそうなら
殺して
しまう方がいい

さようなら
愛しい君へ

血の道を
一緒に帰れないのは
残念だけど

もう僕は
悲劇の中に溢れる
喜びを知っ
たんだ


 

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