覚醒夢

□でゅある・あたっく(仮)
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「きゃっ――」
「大丈夫か。○○○?」
「え? あ、クロムさん。ありがとうございます。お陰で転ばずに済みました。」
「案外ドジだな。気をつけろよ」
「はい。私はコレを運ばなければなりませんので、失礼しますね。」
「ああ。」

「……クロム。今○○○の二の腕掴んだろ?」
「ん? ああ。それがどうかしたか? ガイア」
「お前知らないのか? 女の二の腕っつーのは……――」


「……というのは、どうでしょうか?」
「…………。」
「? クロムさん? 聞いてましたか?」
「へ? あ、すまん!」
「お疲れでしたら、また後にしますか?」
「いや、大丈夫だ。俺は疲れてなどいない。」
「そうですか。……って、何だか先ほどから私の腕を見ているようですが、何かありますか?」
「っ! いいいいい、いやいやいや。何も無い。見てもいないぞ!」
「……そうですか。んー……」
「……ど、どうした? 腕をそんなに動かして」
「いえ、あなたが見ていたのが二の腕の辺りようでしたので、おかしな所でもあるのかと思いまして」
「……だから、何も無いといっただろう?」
「あなたの様子からはそうは見えませんよ?」
「っ……り、理由ならガイアにでも聞いてくれ……」


「――と云う事があったですが、どう言う事でしょうか?」
「あ? 二の腕って……ああ、あれか。あんなの常識だろ。男でも女でも知ってるんじゃねぇか」
「あんなの、ですか?」
「だから、女の二の腕は胸の柔らかさと同じだって言っただけだよ。な? 別に大したことじゃねえだろ。」
「そうですね。……言った相手が悪かったとは思いますが。」
「……つーかよ、俺が見た限りじゃ、他の女と話してるの見ても、変わった様子はねえし……。お前限定なんだろ? だったら、別の理由じゃねーのか?」
「別の理由って、例えば?」
「だーかーらー、お前以外は女に見えないとかよ……」
「それは、ありえません。」
「はぁ? なんだってそんなにキッパリ否定するんだ?」
「だって、私が女に見えないってハッキリ言われてますから。」
「…………。……あー……いつの話だ、それ。」
「えっと……、結構前……出会ってから三か月も立たない頃だったと……。それが何か?」
「はぁ〜……いや。……とにかく、俺の知ってる事情は話したからな。じゃーな。」
「あ……行ってしまいました。うーん……ガイアさんとの話が原因じゃないとすると……本当に理由は何なんでしょうか?」




(あいつら、どっちも恋愛関係疎すぎだろ!)


クロムと○○○。
主にクロムの気持ちが
軍内に着実に広まりつつある、
とある日の一幕。


完成:2012/06/02


ガイアはクロムにこういう下らない事とかも教えていて欲しい(願望)。
そして反応がいちいち思春期なクロムとか楽しそう。
しかも無自覚でマイユニ子だけにとかだと最高です!

でも、ガイアさんは私の中では、女の子に対してあまりセクハラっぽいことは言わないキャラだったはずなのに……。
マイユニ子との支援C的に。

※これは、支援会話ネタではありません。
 そして、よくある話だと思います。
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