頂き物U
□心の背丈
6ページ/13ページ
「子供扱いされてるのか……」
ブスッとした顔でアスランはそう言う
「子供って事じゃないと思うけど………」
「じゃあ………………………っっ!?」
話の途中でアスランが急に足を止めた
不信に思い、キラはアスランの顔を見つめる
何を見て………?
そう思い、アスランの視線の方向を見た
「どうしたの?……えっ………」
間もなく着くキラの家の前に、姉カガリと見知らぬ男の姿
「有難うっ、じゃあ明日もヨロシクな」
「あぁ、楽しみにしてる」
親しげに話す二人にキラも驚く
「………誰……あれ……大学の……人?」
「………っっ……」
アスランは言葉を失った
「んっ?あ、キラ〜、アスランっっ!!お帰りぃっ」
二人に気付いたカガリが大きく手を振る
「キラ………アスラン?」
男はキラとアスランに視線を移した
「………只今……」
少し面白くなさそうにキラが言う
「何?どっちが弟?」
彼は親しげにそう言ってカガリに聞く
「あ、こっち……で、こっちが幼馴染みのアスランっ」
「へぇ〜……」
そう言うとその彼は、何故かアスランをマジマジと見つめるのだった
.