*K&B*

□*17回目の春に
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私、真白文月は高校二年と言う中途半端な時期にここ、穂稀高校に転校してきた。




転校して二週間たったある日、一通の手紙を貰いお昼休みに屋上にいる。



《私に何の様だろう?》



指定された場所で待っているとどうやら屋上でご飯を食べようとやって来た4人組の男の子がいた。




文月は誰だろうと思いひょっこり顔を出すとそこにはよく知る人がいた。



《あれは……浅羽君と松岡君。》



同じクラスの浅羽悠太と松岡春、それと隣のクラスの浅羽祐希と塚原要が仲良くご飯を食べていた。天気がいいから屋上でご飯とは乙なものだなと文月は思う。





すると見知らぬ男子生徒が待ち合わせ場所に来た。






『えっと……?手紙をくれた方ですか?』


「あっうん//俺、三年の斉藤っていいます。」


三年がいったい私に何のようだろうと文月はさらに頭が混乱した。



「あっあの///文月さん。よかったら俺と付き合ってください///」



『えっ………?』








━━━……………




4人side………



要「あー風強ぇー…誰だよ屋上で弁当食おうなんて言いだしたのは…」


春「だって天気いいのに教室じゃもったいないじゃないですか♪」


要「おかずが砂まみれになる方がもったいねーっつの!!」


ぶつぶつと文句を言う要に対し、屋上に誘った春は



春「じゃあ僕のサンドイッチから好きなのとってくださいよ。」




春の優しい一言に双子の悠太と祐希は



悠「要になんか必要ないよ春。ちゃんと自分で食べなさい。」
祐「要ボンボンでしょ。おかずの一つ二つで何騒いでんの?」


要「いちいち突っかかってくんな双子。俺はお前らの巻き添えくらうっつーのが腹立つんだよ。」



<<<だったら誘った時、断ればいいのに…>>>


ボクらは穂稀高校二年生になった。




春「そういえば要君と祐希君同じクラスになるの初めてですよね?どうです?」




春「……あの;…。」





春と悠太は五組、祐希と要は四組だった。なかなか答えない要に春は少し遠慮気味に声をかける。



要「どーもこーも最悪だよこいつ。クラスの誰に話しかけられても基本が無視なんだよ。」



春「えっ;そうなんですか?」


祐希「別に故意に無視しようなんて思ってないよ。ただ誰の言葉も俺の中にまで響かないだけで……」




要「単にお前が人の話聞いてねぇだけだ。」




要の鋭いツッコミが炸裂すると春が心配そうに双子の兄、悠太に助けを求めると





悠「いんじゃない?そういうのも祐希だと思うし一匹狼っていっても誰かを傷つけるわけじゃないし。」



春「無視されたら十分傷つきますよ;」






などど話しているとさっき男子生徒が行った方から悲鳴のように叫ぶ声が聞こえ4人は話をやめ、恐る恐る行ってみる




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