*弱虫ペダル*

□*05
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荒北「ンデ?何するのォー?」


『私、ホラー映画持ってきたの♪皆で見ましょ♪』


新開「おーいーね♪」







漆世は買ってきた飲み物とお菓子を出すと新開は漆世が借りてきたDVDをセットした。そして荒北と新開が隣に並び漆世は新開の隣に座ろうとしたら新開が手を広げ










新開「俺の前に座れば良い。」

荒北「おまっ;!!」

『良いの?ありがとう♪真ちゃんともよくこうして一緒にテレビとか映画とか見るのよ♪』

新開.荒北「「……………………」」










そう笑顔で言い新開の前に何ともないように座る漆世。取り合えず……漆世が前にいることには変わり無いため新開は漆世を後ろからぎゅっと抱きしめた。









新開「あー♪やっぱり良いなぁ……漆世って落ち着く……」


『そう?自分じゃよく解らないわ?』


荒北「新開……いい加減にしろよォ…」


新開「だって漆世……スッゲー良い匂いするし…」


『Σきゃっ;///ちょっくすぐったいわ;///隼人君;』







荒北は止めろよ!!と言い新開から漆世を離そうとするとバンッ!!!!と新開の部屋のドアが勢い良く開くと













東堂「新開喜べ!!漆世に似た女優のAVを借りてきてやったぞ!!その名も"夜も教えてあげる♪ドスケベ教師の個人授業!!"Σって漆世ーっ!!何故ここにっ;|||?」




『…………………。』









漆世は無言で新開の腕の中から離れると荒北にぎゅっと抱きついた。荒北も漆世の心情を悟ってか漆世を抱き締め











荒北「…………お前達……クズだネェ…」


新開「違う漆世っ;|||違うんだこれはっ;!!」

東堂「そうだ漆世っ!!これは新開の趣味だ!!」

『…………………』

新開「尽八ーっ;!!!!」


荒北「よーしよし大丈夫だヨ漆世チャン……俺が守ってあげるからネ?」















急に現れた尽八に漆世がいる経由を説明し、明日の事も誘い皆で遊ぶことになった。そして夜は新開の部屋に泊り、皆で映画鑑賞だが















『やっぱり……何だかんだ言っても男の子ね?』

東堂・新開「「…………………;。」」



荒北「まぁ……漆世チャン。その辺にしといてあげて?」


『あら違うのよ荒北君?健全な男子なんだからこんなの当たり前でしょ?攻めてる訳じゃないの?ただ出演料は欲しいわね♪』


新開「漆世〜…;」
東堂「漆世〜;!!」



『それに洋モノって……もっとエグいのよ♪』


「「「…………………………」」」








そう言って笑う漆世に3人は何も言えなかった。取り合えず気を取り直し映画を観ることになった。漆世は新開と東堂が怖いからと新開は漆世の後ろ、東堂は漆世の右隣に座り荒北は左隣に座った。。漆世は新開に体重を預ける形になるのだが










『隼人君重くない?』


新開「漆世は軽すぎるくらいだ♪はぁー…やっぱり落ち着く♪」


東堂「確かに漆世は少し細すぎるな?それにしても漆世は良い香りがするな♪」


『クスッ♪それ隼人君にも言われたわ♪ありがとうね尽八君♪』






そう言って笑えば二人は頬を赤く染めるのだ。漆世はあっと思い出したように荒北の手をぎゅっと握ると









『良かったら荒北君……私も怖いから手を繋いでくれないかしら♪』


荒北「っ─────……;///別にイイヨォ;///」






そう言って漆世は荒北に笑いかける。繋いだ手が暖かくて漆世は何だが嬉しかった。














━━━━━━………










ぎゃぁぁぁあああああ!!!!!!

東堂「Σヒィッ;|||」
新開「Σうぉっ;|||」



荒北「………………。」

『モグモグモグモグ♪』







部屋を暗くし映画を見る4人。新開と東堂は怖いシーンになるといちいち驚いていた。漆世は洋モノは平気な質でモグモグとお菓子を食べながら楽しく鑑賞していた。荒北も好物のベプシを飲みながら静かに見ていた。








出てきそうだなと思うところでも驚く二人に漆世はクスッと笑う。







うあ゙ぁぁぉぁぁぁぁああ!!!!



東堂.新開「「Σぎゃぁぁぁああ;||||」」


荒北「テメーら!!うるせぇんだよ!!」


『くっくっくっくっ;////』




ぎゅーっと抱きつく二人に漆世は頭を撫でてあげた。すると右隣から抱き付いてくる東堂が










東堂「漆世は怖くないのか;|||?」


『洋モノはね?日本のホラーは駄目なのよ私……リアルすぎて…身近なのよねぇ…。』

新開「ならこの次は日本のホラーにしよう!!」


とのことで一本目が見終わると東堂と、新開が友達に借りてくると部屋を出ていった。部屋に二人になると漆世は鞄を漁り、紙袋を出してきた。








『荒北君お腹すいてる?』


荒北「ンー?少しすいてるカナ?」


ならと漆世は紙袋から夜食用に作ってきたサンドイッチを取りだし荒北に渡す。





『夜食用に作ってきたの♪良かったら食べて♪』

荒北「いーの?あんがとネ漆世チャン///」


漆世は荒北の隣に並ぶとサンドイッチを頬張った。程好い味付けにハムとレタスの相性が良く美味しかった。






荒北「うめぇー♪漆世チャンは普段から料理とかするのォ?」


『felice♪(嬉しい♪)料理は毎日してるよ♪私、独り暮らしだから。』


荒北「え?両親はァ?」

『私のパパはね?警察の特殊部隊にいるの。今はニューヨークでママとパパは暮らしてるわ♪だから家の事は私が一人でしてるの。そのおかげで家事全般は何でも出来るようになったわ♪本当は弟が居るんだけど…自由気ままでね?今、何処にいるかわからないのよ。』

荒北「それって;行方不明って事ォ;?」

『んーまぁそうなのかなぁ?まぁもし戻ってきたらただじゃおかないけど♪』


そう言って真っ黒な笑顔を浮かべる漆世に荒北は何も言えなかった。








『そう言えば…靖友君もビアンキに、乗ってるのね?』

荒北「あぁ……福チャンがくれた奴だけどねェ。」

『ふふっ♪福富君も太っ腹ね♪……私のね弟もビアンキに乗ってるの…色も荒北と同じチェレステ。綺麗な色よね♪』

荒北「好きなのォ?」

『凄く好きな色よ。空を模した色……私の一番好きな色♪』

荒北「漆世チャンの目も蒼でスッゲー綺麗だよねェ。」





荒北の言葉に漆世はポッと頬を染めると嬉しそうに微笑み荒北に抱き付くと




『grazie♪靖友君♪』

荒北「Σおわっ;///」




漆世の胸の感触が胸板に伝わり荒北は頬を染めた。柔らかな感触……そして、何より漆世からはとても良い香りがした。





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