novel

□日本茶と快楽を
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「やめて!お願い!!」
予想したとおり、彼は抵抗してきた。
しかし既に先ほどの戦いで力を使い果たして弱っている彼のそれなど、ないに等しい。
つい昨期彼に着せた服を、今度は脱がせていく。
もともとは自分の服だ。脱がすのは容易い。
そして露わになった彼の胸の飾りに噛みついた。

「ひゃああ!?」
まるで自分の声とは思えない程高い声と感覚に綱吉は驚きを隠せなかった。
スパナはそんな綱吉をみて、口元を少し上げ、彼の耳元でささやくように教えてやった。
「あのお茶、実はちょっとした媚薬とやらが入ってたんだ。
 気付かないで口に入れるとは、ボンゴレ10代目の超直感も意味なしだな。」
「び・・・やく・・・?」
「うんそう、気持ちよくなれる薬。
 まあ初めての奴にはきつすぎるかも。」
そう言ってスパナは顔を再び胸へと戻し、舌でその飾りを遊び始める。
「はあっ!!うぅ・・・やあっ!!」
それだけでも綱吉にとっては強い刺激なのに、さらにスパナは左手でもう一つの飾りにも触れた。
左右で違う快感が、綱吉をおかしくしはじめた。
「ぁはあっ・・・!ひああああっ!あ・・・ぐうっ!!」
そんな快感に必死で耐える綱吉の姿は、スパナの興奮を高めるには十分過ぎるほどだった。
あいている右手で下も脱がせてゆく。
「も・・・やめ・・・てぇ・・・」
綱吉の制止の声もきかない振りをして、スパナは下着ごしに綱吉のそれを握った。
「うひゃあ!?」
「下着ごしでこれとはな・・・」
直に触ったらどうなるんだろうか。
そんな好奇心がスパナを支配し、次の行動へ移らせる。
ついに最後となった綱吉の衣類に手を掛け、脱がせた。
「やめて・・・おねがい・・・も・・・」
目尻に涙を溜めて懇願するその姿も、刺激的だった。
露わになった彼のそれをぎゅっと握り、そのまま上下へと動かした。
「うやああああ!ひはっいひあああっ!」
与えられる快感に、綱吉はただ喘ぐことしかしらなかった。
必死に首を振り、どうにか耐えようとするが、それはもう無意味だった。
「うん、一回イったほうがいい。」
「・・・え?」
なにが?と綱吉がきく間も与えず、スパナは右手の動きを速くした。
自慰すらやったことのない綱吉だ(そういう事を教えてくれる友人がいなかった所為でもあるが)
初めて他人から与えられる、しかも媚薬でさらに高まっている快感に、体がおかしくなりそうになる。
「ひゃああん!なにこれ!?だ・・・だめえ・・・やあああああああ!!」
そしてスパナの手の中で、白い液体を放ったのだった。



「もう・・・終わった・・・よ・・・ね?」
今だ絶頂の快楽に酔い、肩で息をする綱吉。
その彼がたった今放ったものを、スパナは指で絡め取った。
「?」
訳も分からず俯せに寝かされた綱吉は、これから何が起こるか分からず、頭に疑問符を浮かべている。
「一応、慣らしておかないと。」
「え?え?」
いぜん混乱したままで事態を理解できない綱吉の後ろの穴に、彼のものを絡めた指をいれた。
「ふあっ!?いいい痛い痛い!!」
さすがに媚薬があっても本来の目的とは違う目的で使うそこには痛みが発生する。
さらに相手の顔が見えない体制をとらされ、何が起こるか理解できないのだから尚更。
しかしスパナはそんな綱吉を無視して、中にはいった指を動かし始めた。

「いやだってば!ふうああああ・・・・あっ!?」
スパナの指が、ある一点をかすめた時、綱吉の悲鳴は再び喘ぎ声に変わった。
見つけたとばかりにスパナはそこを集中して攻めてくる。
「いあああああ!!ひぃっ!!あっあっ・・・も・・・ひゅあああ!!」
何時の間にか綱吉の中をかき回すスパナの指の数は増えていて、綱吉は二度目の絶頂に達した。
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