貴女と僕
□発展
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ある日、写真を貰った。
郁の顔写真。
僕は、恋に落ちた。
所謂、一目惚れというやつだ。
どうにかして付き合おう。どうにかして落とそう。と、僕は躍起になった。
幸いにも、僕が一目惚れをしたことには気付かれていなかった。
何故なら、僕の感動の表し方が余りにも社交辞令的だったから。
「素敵様ですねぇ」
誰にでも使う、誰にでも言う言葉だった。
しかし、目の前に現れた好みの女性に、それ以外どう伝えればよいのか。
僕にはわからなかった。
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