Short Story
□拍手短編
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「・・・・アンタって、本当にどうしようもない程の馬鹿だね」
第一声にそれはないのではないのだろうかと、思ったが、この緑の髪の少年には言っても無駄だろう・・。
「・・・自分でもそんなことは分かっている・・・でも、どうしても、助けたかったんだ・・・レプリカルークを・・・」
私はアクゼリュスの崩落のために使い捨てるレプリカのことがどうしても頭から離れなかった・・・
何故か・・・あぁ・・・、そう・・・似ているんだ・・・・
「・・・馬鹿じゃないの・・・本当に・・・死んだら、元も子もないのに・・・アンタ、言ったよね・・・僕が捨てられそうになったとき・・・僕に生きていろって・・・アンタが死にそうになってどうするの・・・」
「・・・悪かった、シンク・・・だから、泣くな・・・」
「っ・・僕が泣く筈ないだろ!!」
崩落に巻き込まれ、だが、奇跡的にも助かった自分の恩人を、シンクは見下ろしたまま否定した。
「・・・そうだね・・・、強い君が・・・泣く筈なかったね・・・ほら、おいで?」
だが、そんな強がりは目の前のやつにとっては通用しない。
分かっていても、素直になれない自分に少し怒りも感じる・・・。
「ホントに・・・死ななくて、・・よかった・・・っ」
それでも、生きていてくれたことに喜びを確かに感じたから・・・、少しだけ素直になってそいつに抱きついた。
「・・・シンク・・、君を残して、先に死ぬはずないだろう・・?」
「・・・・・・・」
そう、レプリカルークは・・・何処か君に似ているんだ・・・
シンク・・・、自分の存在意義を見出せず、形振り構わずなところとか・・・
助けてほしいのに・・・、素直に助けてと言えないところとか、ね・・・・
コレは、私の自己満足だろうけど・・・、私は君が気にかけていることを少しでも取り除いてあげたいんだよ・・・・?
「あの、な・・・シンク・・・もう少し・・・・力を緩めてくれると嬉しいのだが・・・・」
「・・・・・もっと力込めてあげようか・・・無茶できないようにサ・・・・」
「な、なに!!ぎゃああああっ!!?」
あとがき
・・・・?・・何故か最後にギャグが入ってしまった・・・
シ「いやいや、しっかりしなよ、管理人だろ?」
うむむ・・・あ、こんな小説でしたけど、感想なんていただけると嬉しいかもです!!
シ「もっといい作品作ってからいいなよね、そういうのは」
き、きびしい発言・・・・っ・・・
初拍手夢(名前変換無し)でした!!
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