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□それでも私は(全15ページ)
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「おはよー夢奈ぁ☆早くバスのろ!!」
朝からテンションの高いこの子は私の親友、永。
周りはなんで私とこの子が親友なのか不思議に思ってるみたいだけど、私と永は小学校の時からとっても仲がいい。
なんせ私はみつあみにメガネと言う、典型的な地味子なわけで…
まぁ、さすがに丸メガネではないんだけど。
そして永は、いつも派手で感情表現豊かな…
どっちかと言うと目立つ子だ。
「ねぇ。夢奈??そう言えばさ、なんで最近純矢と学校行かないの??あんなに仲良しな幼馴染みだったのに…」
「えっ?!そうかなぁ…??そんなに仲良しじゃなかった思うよ??」
ビックリした…
まさか永がそんな事気にかけてたなんて。
「そう…??あやしいなぁ、何かあったでしょ!?私にはわかる!!だって夢奈みつあみいじってるし☆(笑)」
ほら、っと自信タップリに言う永に、私はかなり図星だった。
「うぅ…、永にはかくせないよ…。」
「ほら☆やっぱりね!!」
勝ち誇ったように永は言った。