ここでは捻挫、打撲、
骨折、筋肉痛などの応急処置について記載しています。

【捻挫 (ねんざ)】
本来の可動域を越えて関節を捻ってしまうと、
関節の一部が損傷して内出血が起こり、腫れます。
炎症により熱を持つことが多いです。
「突き指」や「ぎっくり腰」も捻挫なんだそうです。

応急手当

1・動かさない。(突き指等は引っ張らない。)

2・安静を確保する。
3・炎症が起こるため冷やす。(この段階ではまだ湿布しません。)

4・10分ほど冷やし、感覚が無くなったら一度やめ、
また感覚が戻ったら冷やす、という事を繰り返す。

多分ここまでが現地でできる限界でしょう。
ここからは家での処置です。(通常ならこの段階で病院へ。)

5・炎症を抑える為に患部に包帯を巻き、圧迫します。
あまりきつく巻いて血流を止めないようにして下さい。

6・数日して回復し始めたら温湿布を使用し、
自然治癒力を高めて下さい。

 ギブスやサポーターなどで固定する事が望ましい。

 捻挫の場合、関節の再生には6〜9ヶ月かかるようです。
痛みがなくなったからといって治療を中途半端にし、
無理をしていると変形性関節症になったりするのでご注意を。
 また、骨の位置がずれていると捻挫ではなく「脱臼」になります。

【打撲 (だぼく)】
転倒したり、どこかにぶつけたりして内部組織を内出血等、
損傷すること。
打撲や捻挫は「3日冷やし4日目から温める」と良いそうです。
温湿布、冷湿布を使い分け、どちらも安静にすることで回復を早めます。

【骨折 (こっせつ)】
骨が折れること。
応急手当
1・安静にする。(神経などを傷つけるので、曲がった患部を無理に戻さない。)

2・救急車を呼ぶ。

3・患部を固定する。(曲がった部分を無理に戻さない)

 開放骨折(骨が皮膚の外へ出ている)の場合、
出血がひどい場合は止血をしないといけません。
 腕や足の場合は、根元から布や何かで縛ってください。
かたく結んだりして完全に血流を止めてしまうと、
壊死してしまうことも考えられるので、
30分に一度緩め、血流を確保しなくてはならない。
また、患部は心臓より高い位置にするのが望ましいが、
怪我した本人が痛がるようであればそれは無理にしないほうがよい。

【筋肉痛 (きんにくつう)】
激しい運動のあとに起こる筋肉の炎症。
激しい運動の直後には筋肉を冷やし、糖分(ブドウ糖またはジュースなど)やプロテインを補給することをお勧めする。
プロテインとは筋肉のための栄養補助食品のことで。
蛋白(たんぱく)質を効率よく摂取する為のサプリメント。
主に速筋(白筋)の成長を助ける為に使用される場合が多いが、
当然、これだけ摂取しても筋肉などはつかない。
筋肉増強剤等と勘違いされている場合もあるようだ。
自然についた筋肉と、プロテインによって補助されてついた筋肉、
この両者に差はない事が科学的に証明されている。

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