白虎の戯れ

□★殺意を刃に互いの胸へ
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教会が闇に包まれた頃に、あの吸血鬼はやってくる。
神聖なる礼拝堂を私の血で汚す為に…



『神父殿、殺したい程愛しているよ…』



『…前半だけなら同意します。私もお前を消し去りたい』



『君に私が殺せるのかい…?』



『その言葉、お返しします』



『では、試してみようか?』



『───どちらが相手を殺せるか、ですか…?』



『いや…?どちらの愛が深いか、だよ』



『戯言を…』





───やれるものなら、
やってみなさい。






殺意を刃に互いの胸へ





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