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□タッチ・ミー
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気になっていた人と近付きたくてやっと話が出来るまでになれた。
そして三ヶ月前、まだお互いの事をよく知らないってのにダメ元で告白した。
ダメ元でって思ってたのに心臓はバクバク言ってた。
仁美さんが口を開くまでの間が俺には永遠の時のように思えた。
で、仁美さんがくれた返事は
『私も‥檜佐木くんが好きだから‥嬉しいみたい』
恥ずかしがってはいたけど確かにそう言ってくれた。
叶わない恋だと思っていたからすっげぇ嬉しかった。
告白した次の日から俺達は毎日昼休みを一緒に過ごした。
まともに逢えるのは昼休みくらいしかなかったんだ。