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□いらない傷
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そろそろ帰って来る頃か?
トントン
来たか?
俺が出て行くまでもなく仁美が入って来た。
またか‥。
ため息をつく。
九番隊三席の仁美は、どう言う訳だか自分から辛い恋に身を投げる。
そしてさんざん傷ついて、その恋が終わると俺の所に帰って来る。
そんなんだから仁美が楽しそうに笑ってる姿を俺は見た事がない。
いつも俯いているか泣いているか‥
でなければ‥
俺に抱かれて喘ぎ声をあげているか。
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